どこが新しいかというと、トヨタの生産方式には自己革新するシステムがビルトインされているという見方だ。そこを理解しないで形だけカンバン方式をまねしても、効率が多少アップするだけで、トヨタと同じレベルにはなれないという。
本書は、トヨタの経営に興味がある人には必読の書といえる。しかし、それについて基礎的な知識がないとわかりにくい部分があるので、トヨタの生産方式に関する解説書を併読することを薦める。
(野口均=ノンフィクション作家)
( 野口均(ノンフィクション作家))
(日経ベンチャー 2001/09/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
最も日本的な経営を実践してきた企業の1つであるトヨタ。その変化を解析することは、多くの日本企業に求められる日本的経営改革の道を示すことにもなると著者は言う。徹底した合理化、生産のマニュアル化といった外からの見え方以上に、トヨタの現場には人間性、自発性を重視した変革型人材を後押しする風土が存在することを明らかにする。
米国の先端ビジネス研究者らが、トヨタ生産方式そのものについてだけでなく、「その裏にあるより本質的なトヨタの遺伝子」に注目し始めていることなどから、作業者を強制管理するフォード方式とは対極を成す人間重視の風土を分析。結果、トヨタは変革を実行するチェンジリーダーの宝庫と成り得たとし、人材育成という点においても時代を先取りするモデルが存在することを示していく。
(日経ビジネス 2001/08/27 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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5つ星のうち 4.0
トヨタを題材とした企業風土のケーススタディ,
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
トヨタのカンバン方式の捉え方と企業革新の関係は・・・?,
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レビュー対象商品: トヨタ式最強の経営―なぜトヨタは変わり続けるのか (単行本)
人材育成の中で「企業革新」を起こす仕組みのヒントを得たくて、大企業であるトヨタの事例から学ぼうと選んだ。トヨタのカンバン方式が初級「生産方式」中級「改善方式」上級「企業革新のしくみ」というとらえ方はたいへんわかりやすかった。ただ、なぜトヨタが大企業にもかかわらずが企業革新をできる体質を持ち、社員の士気を高揚してこられる土壌ができたのか・・・ここが意外に実践のヒントを得るにはつかみ難かった。伝えようとする意味はわかるのだが、それを実際に人材育成のしくみやプログラムに活かすためのKeyがみつからなかったという意味で。どの本を読んでも「これだ!」というほど1対1で答えが見つかるものではない。その意味では、この本は現場の土壌を、型通りの教育でないしかけで長年かけて作り上げてきたベンチマークとして読むのがおもしろいであろう。
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
組織開発にとりくむHR担当者への一冊,
By カスタマー
レビュー対象商品: トヨタ式最強の経営―なぜトヨタは変わり続けるのか (単行本)
トヨタのカンバン方式が方法論として書かれた書物は過去たくさんあったかと思いますが、本書はそのカンバン方式の根底に流れる思想や、あれほど大きなトヨタという企業グループに流れる共通の考え方やマインドという点にスポットを当てたという点で大変興味深い一冊でした。強い組織をつくることのひとつとして、考え方の共有化をトヨタという企業のケーススタディとして紹介されており非常に具体的でわかりやすかったです。
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