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トヨタ・ショック
 
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トヨタ・ショック [単行本]

井上 久男 , 伊藤 博敏
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

緊急出版!最強トヨタに何が起きているのか急転直下の赤字転落。世界ナンバーワン企業トヨタに何が起きているのか。そしてこれからどうなるのか。復活はあるのか。自動車業界、日本経済に与える影響は?

内容(「BOOK」データベースより)

赤字転落、人員削減、賃金カット、社長交代。世界ナンバーワンのトヨタがなぜ失速したのか。トヨタは甦るのか。甦るとしたら、それはいつなのか。いま日本経済の根幹が変わろうとしている!トヨタと日本経済の「これから」が見える必読の一冊。

登録情報

  • 単行本: 218ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/2/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062153602
  • ISBN-13: 978-4062153607
  • 発売日: 2009/2/21
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 なぜ、連結決算の営業利益が6000億円の黒字から、1500億円の赤字になってしまったのか。為替の影響や、サブプライムローンの崩壊による米国需要の減退と解説されてますが、それだけで、これほどの急展開があり得るのだろうか。

 しかも、一時的とは思えない業績の悪化ではないか。
 そのように思って読み始めたのですが、原因は、トヨタの体質そのものなのですね。
 いくつもの体質的な原因が紹介されています。

 日本の3倍以上の販売規模がある米国へのシフト。
 米国向けの大型化、高価格の車両への販売の拡大。
 米国向けの車種であるタンドラ専用工場の建築と、そのタンドラの販売不振。
 ボトムアップだったトヨタの良さが変質し、トップダウンになってしまっていた。
 タクシー仕様車を10年近くもフルモデルチェンジをしないなどのトヨタの驕り。

 しかし、トヨタの減益の影響は大きい。
 トヨタが納める法人税は9000億円で、日本の法人税の5%を占めていた。
 本社のある豊田市では税収が9割減となる見込みで、愛知県は地方交付税の交付団体に転落する。
 最盛期には1万人を超えていた期間従業員は3000人まで減らし、さらに削減する方向。

 そのトヨタに頼っていたのが豊田市であり、日本の法人税であり、日本のGNPであり、日本の雇用であり、下請企業であり、トヨタ城下町で商売をする飲食店であり、トヨタ城下町のアパート経営者であり、輸出に係わる船会社であり、鉄鋼業界であり、自動車保険の業界であり、広告業界、広告を頼りに生きてきたマスコミであり。

 日本は、立ち直れるのだろうか。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「身の丈を知る」−日本の最強企業とされるトヨタにとってさえ、この言葉がいかに重要であるかを再認識させられました。
米国の住宅バブルに端を発する過大消費=「カー・バブル」に乗って、自らの強みの源泉を忘れてひたすら成長(拡大)を追い求めた姿が如実に描かれています。ここ数年の成長の主たる要因を端的に表現すれば円安と金融であったと考えられ、米国でバブルが崩壊したことにより、2兆円もの営業利益がわずか1年で大幅な赤字に転落するほどの逆風に見舞われた−。
今になって思えば、ここ数年の販売台数と業績の成長ぶりはまさに異常というべきものであり、下請けを含め関連企業全体に与えた影響の大きさを考えても、本書の指摘するとおり経営陣の結果責任は免れないと思われますが、改めてトヨタという巨大企業の、そして自動車産業のもつ日本経済への影響力の大きさについては恐ろしくさえ感じました。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
2兆円以上の利益をたたき出し、現場主義とカイゼンにより死角が無いように思えたトヨタ。
その急激な失速に、不可解な思いを抱いていた人が多いはずだ。
かくいう私もその一人だが、本書を読むとその謎に迫ることができる。
いかに現場と乖離していったのか、経営計画に傾斜する危険、米国で大型車にいかに傾斜していったか、楽観的な読みの継続、等々。
本書は、最強の組織でさえ、成功に潜む落とし穴があることを如実に示してくれる。
組織運営のあり方を考えるために、必須の本ではないだろうか。
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