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トヨタはどうやってレクサスを創ったのか―“日本発世界へ”を実現したトヨタの組織能力
 
 

トヨタはどうやってレクサスを創ったのか―“日本発世界へ”を実現したトヨタの組織能力 [単行本]

高木 晴夫
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

本書が伝えたい最大のメッセージは「日本発世界へ」である。日本の代表的グローバル企業としてのトヨタが、日本の価値、日本の文化、日本のよさを踏まえ、レクサスを新たに世界に向けて送り出す。この「日本発世界へ」について、レクサスの開発とマーケティングはいかに行われ、それを可能にした組織とリーダーシップはどのようであったかを記述した。情報はすべてトヨタと関係会社の方々に対し直接インタビューし調査したものである。
グローバル事業を展開する日本企業(多くは製造業)は、世界の人々に良質の製品を提供している。トヨタもこの範疇に入る。しかしその製品はモノとして、機械装置として優秀なのであるが、世界の人々はそこに日本の価値、日本の文化、日本のよさを直接見ているわけではない。一方、高級ブランドを購入する人々はそこにその国の文化やよさを見出す。トヨタは自動車という極めて汎用な製品の事業において、日本文化の真髄をグローバル・プレミアムブランド車に織り込むことに挑戦した。世界の富裕顧客が日本発の高級ブランド車レクサスを購入する。汎用自動車メーカーの全く新しい事業開発がレクサスであった。日本文化の真髄をレクサスという製品に織り込む開発とマーケティングはいかにしてなされたのか。これが「日本発世界へ」の第一の意味である。
「日本発世界へ」の第二の意味は、その開発とマーケティングの活動を可能にしたトヨタの組織とリーダーシップに見出せる。トヨタは極めて日本的な会社であるが、すでに世界のリーディングカンパニーである。トヨタのDNAの中には、世界に通じる組織の作り方、動かし方、リーダーシップの発揮の仕方が潜んでいるはずだ。レクサスの事例を研究することでトヨタの組織能力を解明する。これが本書の本質的な目的である。

内容(「BOOK」データベースより)

プレミアムブランドを生んだ問題解決の連鎖。人ベース組織の強みを解明。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2007/9/29)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4478000794
  • ISBN-13: 978-4478000793
  • 発売日: 2007/9/29
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amz292
形式:単行本
日本というとやはりトヨタの存在感は海外では大きく(業界を超えて注目の的ではあるようです)、軽い勉強のつもりで買ったのですがケーススタディである中でも細部に入り込んだり著者の想いを押し付けたりせず、思った以上に分かりやすく、経営一般へのインプリケーションもある本でした。

レクサスという、既に北米で確立していたブランドの遠心力と、一方でトヨタというきわめて強い求心力の綱引きをポジティブな緊張感にし、同一外社内でのブランドの(再)構築という難しい課題にどうやって取り組んだかがコンパクトにまとまっている本でした。

能力構築競争の厳しい自動車業界で後発の高級ブランドを構築する以上、はじめに妥協のない高いところから創めるということや、リーダーとなった方の「名を残そうとは思わない。自分自身の中に達成感があればそれで満足できる。仲間が知っいてくれればそれでいい。」といった姿勢は、ビジョナリーカンパニー2に通ずるものががあるかと思います。「途中で目線を上に軌道修正することは非常に難しい」という言葉が多くを物語っていると思いますが、これは経営だけでなく人生においても当てはまるところが多いと感じています。

人材マネジメントの観点からは、工程が多くにわたる自動車業界において、個人の貢献にまでブレイクダウンするような目標管理ではなく、方針を実行しているかというプロセス管理に舵を振り、主観が混じる評価になるからこそ上司の教育に力を入れるという主張には、非常に納得でした。定量評価も大事ですが、人間の評価を大事にし評価の出来る人間を長期的に育てることに力を入れるというのは、時間が掛かるプロセスですがまさにマネジメントの王道でしょう。

また、「看える化」については、チームとしてどう動くかの示唆が含まれています。1.開示する責任と権限はあくまで担当者にあり、2.問題が発生したら開示し.3.開示されたらチームで対応策を作るというプロセスは、3の有効性を担保するからこそ好循環を生むと捉えるべきでしょう。

組織論としても、長期雇用とあいまいな職域を前提とした有機的な企業の中で、どのレイヤーがどこまでの舵取りをするとうまくバランスが取れるのかという観点から見ても面白いと思います。
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10 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By wave115 VINE™ メンバー
形式:単行本
レクサスのことが知りたくて何冊か読んでみました.本書は,北米で成功を収めたレクサスブランドをどのように日本に導入したかという話で,トヨタの取り組みをマーケティングの観点から分析しています.

アメリカで成功しているものを日本に逆輸入するという話ですので,アメリカでのレクサス立ち上げ時のようなドキドキ・ハラハラはあまりありませんが,トヨタがその組織力をどのように展開していったかなどは興味深いものでした.

クルマ好きの方やレクサスブランドの立ち上げに興味のある方には「レクサス 完璧主義者たちがつくったプレミアムブランド」(チェスター・ドーソン著,東洋経済新報社)の方がお勧めです.こちらはアメリカでレクサスブランドを立ち上げるまでの話が書かれており,非常にエキサイティングです.
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
またまた一人トヨタの茶坊主が現れた。
著者はDBAをハーバードで取得しているが、唯一の汚点は[「真似した(松下)幸之助」から資金を得てビジネススクールを持っているということだ。
本書ではトヨタはレクサスで世界的大成功を収めたとしてもっぱらほめ殺しているが、日本ではジャーナリストを囲い込んでこれまたベタ褒めしているようだが、肝心の売り上げはそう上がってもいないようだ。
BMWの比較広告に「レクサスはカムリの外装を換えただけ」とあったが、LSからIS・SCまでトヨタのラインナップをそのまま横滑りさせただけである。それだけで値段が100万円以上も高くなっているのだから、売れないのは「日本の消費者をバカにするのもいいかげんにしなさい」というメッセージだろう。
同じ資金があるのなら筆者は間違いなく「他の物」を買う。というのは筆者はトヨタ車以外に乗ることにしているからだ。
レクサスはアメリカでは大成功をしたというが、合理的なアメリカ人は高級にはあえて背を向け、実用を取った結果なのだろう。本当の高級を知るヨーロッパ人たちには見向きもされていないことを、レクサスを無批判に高級車とほめ殺す人たちに再認識して欲しいと思う。
だが、高級車が量産されていることに疑問がわかないのだろうかと・・・
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