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トモ、ぼくは元気です
 
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トモ、ぼくは元気です [単行本]

香坂 直
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

椋鳩十賞作家、待望の第2弾!
小学生最後の夏休み。兄トモのことで、家を壊してしまった僕は、大阪の祖父母の家に預けられた。そんな僕の前にコテコテの大阪弁を話す双子の姉妹が現れて--。

内容(「BOOK」データベースより)

ぼく、松本和樹は中学受験を控えた小学6年生。障害を抱える兄のトモをめぐって家で問題をおこし、“罰”として夏休みのあいだ祖父母の家に預けられることになった。関西弁とびかう浪速の商店街で、特別な夏がはじまる!読み終えたあと、きっと人にやさしくなれる。そんな物語。椋鳩十児童文学賞受賞作家、待望の新作。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/8/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062135353
  • ISBN-13: 978-4062135351
  • 発売日: 2006/8/24
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 64,518位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
かなり良い 2006/9/9
形式:単行本
すごいよかった。

小学6年生の和樹には知的障がいのあるの1つ年上の兄トモがいる。

ある日、学校からの帰り道、虐められているトモに遭遇するが、

助けることもなく、その場から走って逃げてしまう。

帰宅後、母親に連れられて帰ってきたトモ。

そして、母親は和樹にトモと一緒の中学校に行って

トモを守ってくれと懇願する。

そのコトバにキレた和樹は家を壊した・・・(といっても母親の縫った

おパッチワークのソファー掛けをはさみで切っちゃったくらいだけど)

和樹の気持ちが痛いほど分かる。

近親者に心身に障がいをもった人がいると

周りの視線が気になるし、

周りの容赦ない行動に打ちのめされることがままある。

それを小学6年生の子どもが耐えられるわけはないと思う。

だから逃げるために

私立の中学校を受験しようとする和樹の気持ちを誰も責められるものではないと思う。

もちろんもっと年齢がいってるのであれば非難されるかもしれないけど。

そんな和樹は夏休みの間大阪の祖父母の元へ送られる。

そこで向かいの和菓子屋の孫娘たちと

地元の商店街で行われる伝統の一戦に巻き込まれていく。

その伝統の一戦とは・・・・内緒。

最後はスカッと終わります。

和菓子屋の末の孫娘が

トモと同じように障がいをもっており、

その子を通して、伝統の一戦を通して

和樹はトモとの関係を改めて見つめなおす。

そしてトモのことをありのまま受け入れようとする

その姿にちょっと感動です。

和樹と孫娘の夏美の淡い恋心・・・

和樹は全然気付いてないようだけど、

心がほんわかとしました。

児童文学だけれど、大人が読んでも十分通用する作品だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
By ひこ・田中 トップ100レビュアー
形式:単行本
 『走れセナ!』で子どもの日常の輪郭を巧く捉え、いいスタートを切った香坂のデビュー第2作。
 松本和樹、6年生の夏。彼は中学受験を控えているにもかかわらず、父親の実家である大阪へとやってくる。少し家族と離れて過ごすために。彼には一歳年上の兄トモがいるのだが、知的障害児で、カズはずっとよく世話をしてきたのだが、それに疲れてトモと別の中学に入りたくて受験生となり、でもそんな自分をちょっとイヤでもありしているとき、ある事件をきっかけに母親からトモと同じ中学に行ってくれないかと言われ、誰への、何へのかはともかく怒りがわき起こり、つまりは「キレ」て母親が創ったキルトを切り刻んで荒れたのだ。
 カズが飛び込んだ大阪は異世界。反発しつつもしだいに巻き込まれていく。夏の重要なイベントに子ども金魚すくい大会があり、カズはメンバーに入れられるのだが、そこで出来事達が起こっていく。
 70年代に見られた「障害児」賛美の罠にギリギリ陥ることなく描いている。それはおそらく、トモ(兄)と距離なくつきあわざるをえなかったカズ(弟)という位置づけが良かったからだ。
 最後のピークに金魚すくい大会を持ってくるのは物語作法上そうなるのはわかるのだが、ベタすぎるとは思う。でもその後敵役のタクにまで視線が行き届いているのは、香坂の子どもを見る目の確かさだ。
 あ、それと大阪は、架空の大阪です。
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形式:単行本
 祖父母の家で過ごす小6の夏休み。
小学生らしい話で、良かったと思う。
サラッとしてて、激しいコトとか起きないから、
「読みごたえ」とかは無いけど、素直に良いです。
読む価値はある、と思います。

小学生や中学生の環境なんて、
ちょっと周りと違うコトがあると、

たとえば、兄が知的障害を持っているとか

それだけで、からかってくるヤツ、
不躾な目で見てくるヤツがいっぱいいる。
結果、周囲の目を気にするし、
自分や家族を恥ずかしいと思ったりもしちゃう。

だから、ここまで家族と向き合える主人公の和樹は心の強い子だと思いました。
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