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5つ星のうち 5.0
壮絶アクションとタイの文化, 2006/7/30
レビュー対象商品: トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
トニー・ジャーの映画を語るとき、多くの人は「ストーリーはあってないようなもの」と言いますが、そうではありません。
確かに細かい点で穴だらけと思われがちですが、前作「マッハ」にしても物語のベースとなっているのは「タイの文化」「タイ人にとっての像(象)」です。日本人からすると「象のためになんでここまで?」と思われがちですが、象使いの人々にとって象は家族であり、タイ人にとっては「神の使い」でもあるわけです。
ハリウッド映画に決してこびることなく、独自の文化を世界中の観客に叩きつけるこの作品は、アクション映画としても文句なしの出来映えになっています。NO CG,NOスタント、NOワイヤーなど前作同様にこだわった演出。トニー・ジャーの動きは芸術と言ってもいいほど素晴らしいもので、自分は今までこんなにアクション映画を「美しい」と思ったことはありません。対する敵の俳優達も、無名ではありますが主役に引けを取らない達人達。よくもこんな凄い人たちを捜してきたものだと感心するばかりです。こうして考えると、まだまだ世界には「凄いヤツ」が埋もれているのでしょう。その中の一人がトニー・ジャーであり、カポエラ使いのラティファ・クローダーです。次はどんな凄いことをやってくれるのか。まだまだ期待は高まるばかりです
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5つ星のうち 4.0
攻撃力よりも跳躍力で魅せるヒーロー!, 2007/4/3
レビュー対象商品: トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
日本で生まれ育った僕にも、この映画がタイ人の魂を燃え上がらせるのがよくわかる。
前作?のマッハとストーリーはほぼ同じだが、仏像もゾウも
「タイ人にとっては本当に大切だが、部外者にはいまいち理解できないもの」である。
その大切なものを奪われたあげく、「お前らタイ人は腰抜けだ!」とか(by マッハ!)「タイの女はコールガールかウエイトレスかだ」みたいに侮蔑的な発言をされる。
その中で大切なものを取り返すために、純国産のヒーローが戦うのだ。これは絶対に燃える。おそらくチェンマイあたりのオカマが観たって燃える。
ここまで愛国的なテーマだと僕ら外国人が観た場合しらけちゃうことも多いんだけど、
「タイ人は普段は穏やかだが…」と最後に思いっきりテーマを喋っちゃったりして映画全体がどことなく憎めないから楽しく観られる。
アクションとアクションの合間が退屈に思えたのは、オーストラリアロケをしちゃったからでしょう。普段映画で観ている欧米の風景とさほど変わらないので退屈だった。
冒頭のタイの風景や水掛け祭り(って何なんだろう)の様子が魅力的だっただけに残念。
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5つ星のうち 4.0
カポエイラは本当に強いんです, 2007/2/26
レビュー対象商品: トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
打、蹴、投を駆使し、王様が乗る象を守る4人の兵士。
その兵士になりたい。象使いの主人公カームが幼い頃に抱いた夢。
だが目の前で愛すべき象が奪われた!取り返せ!カームは一路シドニーへ飛ぶ!
本作の舞台はマッハ!!!!!!!!のタイからシドニーへ。
密輸、密猟、薬物、人身売買、差別意識、国家権力の腐敗等
多くのメッセージ性を含んだかと思えば、お色気シーンも完備。
完全に国際化を果たしたムエタイアクション映画トム・ヤム・クン!
それらの要素を無視しても楽しいのがアクションシーン。
水上ボートによる迫力のチェイス、モトクロスを手足のように操る
エクストリーム軍団とのアクロバティックでスピーディなバトル、
一発撮り長回しの息上がる螺旋階段駆け上がりバトル等など。
特にカポエイラを実践的に使う敵キャラとのバトルは
そこだけを何度も観直してしまう程の格好良さを誇ります。
また、ラストバトル直前の1対多の戦いは武器を使わないキルビル、
いや、もはや刀を使わない殺陣と呼べる達人の域です。
相手の腕をヌンチャクのように振るい折りたたむ、
コマンドサンボもかくやという実践的格闘技のムエタイの真髄を見た思いです。
余談ですが、警護対象の要人がセグウェイに乗って移動しているシーンがあるのですが、
あれに乗っている人を見るのはピエール瀧以外では初めてかもしれません。
しかもあれを逃走時に凄いスピードで操縦するマーク巡査のセグウェナーっぷりには驚かされました。
他にも冒頭の空港でジャッキーのそっくりさんに遭遇するどうでも良いシーンや、
ネイサン・ジョーンズが出演しているのもなんとなくポイントが高いです。