言わずと知れた名作。子供のころにアニメを見ていた記憶もある。インジャン・ジョーの恐ろしさにトムやハックと一緒になってビクビクしていた。「冒険」という言葉に胸を躍らせていた。
こうして少しは年齢をかさねて、あらためて読んでみると、これは大人に向けた物語だということが分る。
トムやハックの魅力はやはり「純粋」であるということにつきる。悪さばかりして怒られているが、神様を畏れたり、友達や好きな子がピンチの時にはどうあっても自分で助けたいと思う。見返りなんて関係ない。そうあるべきことを考えることもなくやってのけることは「大人」にはできない。
だからといって子供が読んでも意味がないといったら、そうではない。子供が読み、それを頭に焼き付けておくことこそが大事なのではないだろうか?
宮澤まゆき・待井たかし著「ぼくらをゆめみて」を読んでいたらこの物語を思い出した。