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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単純な話なのに、めっちゃ面白いっ!,
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レビュー対象商品: トム・ゴードンに恋した少女 (新潮文庫) (文庫)
六月初めの土曜日、メイン州西部のアパラチア自然遊歩道の道から外れた9歳の少女トリシアが迷子になって、森の奥深くへと入り込んでいく話。虫の群れに襲われたり、飢えと喉の渇きに苦しむトリシアが、必死のサバイバルを繰り広げるってそれだけの話なんだけれど、いつの間にかこの、恐怖に襟首を捕まれながらも決して絶望しない主人公の少女に、強く共感を覚えていました。最初は不安と怯えから泣くことの多かったトリシアが、孤独なサバイバルの時を過ごすうちに、精神的に次第にタフになっていくところ。リュックサックに入っていたラジオで、ひいきの野球チーム、ボストン・レッドソックスの試合の実況解説に耳を傾け、彼らの戦いぶりに励まされるところ。レッドソックスのリリーフピッチャー、トム・ゴードンの姿をトリシアが心の中に創り出し、彼と対話をしながら、前へ、前へとひたすら歩いていくところ。そうした描写の積み重ねがあるからこそ、終盤の緊迫感とラストの感動が胸に迫ってくるんだろうなあ。 生き生きとした訳文が素晴らしかった! 翻訳の名手、浅倉久志の訳文を彷彿させる、自然で、頭にすっと入ってくる日本語の文章。芯の強い、大人びた少女(サイン入りのレッドソックスの野球帽をかぶり、ジーンズをはいた)の姿が、瞼に浮かぶようでしたね。映画『ペーパー・ムーン』に出てきたテイタム・オニール(9歳の孤児アディを演じてた)をイメージしながら、「ヤー、ベイビー。あきらめんなよ、トリシア」と声援を送りながら、読んでいきましたよ。 読み終えた後味は清々しく、心地よかったです。人差し指を天井に向けて、「やったね!」と、ガッツポーズしたくなりました。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
脱帽。,
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レビュー対象商品: トム・ゴードンに恋した少女 (単行本(ソフトカバー))
翻訳者である池田真紀子さんがあとがきでも書いてらっしゃるが「どうして普通の9歳の女の子が山で遭難する話がこんなに面白いんだろう」という疑問につきると思います、この本は。 私はキング初心者でむしろ訳者の名前(「トレインスポッティング」や「ファイト・クラブ」の訳は圧巻です)でこの本に手を伸ばした類の人間ですが 後にキングの他の作品を読むようになって
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ハラハラして、読み出したら止まりません。,
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レビュー対象商品: トム・ゴードンに恋した少女 (新潮文庫) (文庫)
元々ホラーが苦手で、Sキングと言えばホラー小説というイメージがあり、映画は見ても本は読んだ事が無かったのですが、この本は9歳の少女のサバイバル物語で、ホラーでは無かったので、安心して読めました。極限状態に陥った時の人間の行動は、その人柄人格が如実に出ると思うので、主人公のトリシアの勇気には感動しました。森でのサバイバルの様子に凄くリアリティがあります。 物語に引き込まれると、本が閉じられなくなりました。 大人から子供まで幅広い層にお勧めの本です。 久しぶりに熱中出来た本に出会えて、著者の他の作品にもトライしてみようかと思います。
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