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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
登山経験ゼロの私ですが・・・,
By アーサンの妻 (東京都板橋区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (単行本(ソフトカバー))
同居の義父(75歳)が日本百名山制覇まで後一歩という山男なので、日頃から登山ってどんなものなのか興味があり、読みました。新田次郎「八甲田死の彷徨」を彷彿させる内容で、とても面白かったです。(亡くなった方のいらっしゃる事故で、「面白い」は不謹慎かと思いましたが、他の表現が浮かばなかったので、すみません。)やはり、記者さんが書いた章は読みやすく、研究者の方の専門的な章は少し読むのに時間がかかったので星4つです。ただ、20年間一度も本を読んでいる姿を見たことのない義父が2日間で一冊読んでしまったのでびっくりしました。やはり中高年の登山経験者の方には、とても興味深く、ためになる内容だったようです。臨場感があり、お勧めです。
50 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
極限状況で発揮される人間性,
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レビュー対象商品: トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (単行本(ソフトカバー))
2009年に、百名山の一つである北海道大雪山系のトムラウシ山で8名が亡くなるという大量遭難が起こりました。生還者の一人がネットで盛んに活動したこともあって当時は大きな注目を集めましたが、一年もたつとマスコミでは全く取り上げられることがなくなりました。この本はトムラウシ山大量遭難の教訓を後世に伝えようとするものです。大きく四部に分かれており、第一部は遭難の経過を追ったドキュメンタリー、第二部は生還したガイドの証言、第三部は気象学および医学的な解説、第四部はツアー登山に潜む危険性の指摘と将来への提言となっています。執筆者のうち、羽根田さん以外の三名はトムラウシ山遭難事故調査特別委員会のメンバーであり、トムラウシ山遭難事故調査報告書の執筆に関わっているようです。そのため第三部は報告書とかぶる部分が多い一方、かなり専門的な内容がなかなかわかりやすく書かれています。第一部は報告書に加え独自の取材を行った結果を足してあり、当時の新聞記事の誤りや報告書と証言との食い違いが明記されています。第二部は「山と渓谷」誌の記事を少し膨らませたもの。第四部の執筆者である羽根田さんは、ツアー登山の危険性を訴えたところアミューズ社から干された経験をお持ちで、「業界」の生々しい姿を描いています。 一般読者的には、遭難の経過に引き込まれます。力つきたガイドに罵声を浴びせつつ山を下っていく客もいれば、70歳近い高齢をおして自発的にガイドと留まり一人の命を死の淵から救い上げた大ベテランもいる。中でも、たまたまツアーで一緒になっただけの同行者を励ましながら山を下り、同行者が亡くなった後も遺体を守って一夜を共に過ごした方の姿には、淡々と描写されるだけになおさら胸を打たれるものがあります。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
誰も責められない,
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レビュー対象商品: トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (単行本(ソフトカバー))
09年7月16日のトムラウシでの遭難を巡る、リアルかつ誠実な記録論集。フリーランスの羽根田氏と、医師、運動生理学の研究者、日本山岳会員の計4人が、生還者らの証言や他の遭難との比較なども踏まえ、多面的に去年の事故を検証し、教訓と対策を導き出そうと試みている。主要テーマは「夏山でも起きる低体温症の恐ろしさ」と「ツアー登山が抱えている無理・無謀さ」。とはいえ、山歩きが好きで、遭難の2〜3歩前くらいの危険なら幾度も経験している評者は、去年の遭難の経過を本書でフォローして、むしろ誰を責めるわけにもいかないのでは、というやり切れなさを覚えた。例えば遭難した日の早朝、パーティがヒサゴ沼避難小屋を出て「台風のような風と雨の中」に突入していった理由の一端には「午後から天候は回復するという予報」があったように窺えること。遭難したパーティを巡る記述ではこの点、予報を聞いたかどうかの事実確認が曖昧。だが、同じ日、美瑛岳方面に向かった別のパーティは「予報」に従って遭難したと読み取れる展開になっており、単に日程に余裕(停滞できる予備日)がなくて出発を強行しただけではないようにもみえた。 また、ヒサゴ沼以降の行動でも、低体温症のため、ガイドさんを含め、メンバーの大半が時間の経過とともに判断力と体力をなくしていったらしく、半ば不可抗力に近い経過だったとも読めた。むろん、パーティの全員に「低体温症」に対する危機意識が乏しかったことが主因だと思うし、各地で続発中の中高年登山者の遭難が教訓として生かされていないこともほの見える。だが、そうであっても、一瞬の判断ミスに偶然や意思疎通の不十分さなどが重なって「破局」に向かっていく様相を前に、捜査当局ならともかく、部外者が当事者の誰かを追及することにはためらいを覚える。そう考えさせるほどに、本書が描く事実とその「解釈」には奥行きがあるように思えた。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
遭難の詳細レポートです
遭難者だけでなく生き残ったガイドの証言もあります。 それぞれが生還した後の生活も書かれてます。 考えさせられる内容でした。
投稿日: 6か月前 投稿者: 鉄人
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