第3章の87ページまでは野口 広「トポロジーって何だろう 」を先に読んでおいた方がより分かりやすいです。それ以降は「理工系のためのトポロジー・圏論・微分幾何」谷村省吾や同じ瀬山先生が「トポロジー万華鏡〈1〉」にもっと読みやすい解説をしています。
要するにホモロジーってオイラーの関係式(幾何学的内容を代数式=不変量で表現した画期的なこと)をより抽象化して計算していくということ。
つまり、ホモロジーはポアンカレによって「図形」にたいする「不変量」として定義された。球面のホモロジーを定義するのに球面を多面体に分割する手続きをふむ。トポロジーの複体概念は図形の素数のようなもの。
「図形」Xにたいしてその「不変量」としてホモロジー群H(x)を対応させて計算し
同じものかどうか調べるのである。予備知識として群論=代数が必要です。
位相空間が同型(=同相) ⇒ 基本群が同型 式で書くと
X'Y(同相) ⇒ π(X)'π(Y) (群として同型)
という定理が成り立つので、位相空間が同相かどうか調べるには、まず基本群を調べるという方法があるわけです。(基本群が同型でなければ、位相空間が同相で無い)
「理論物理学のための幾何学とトポロジー〈1〉」中原幹夫にはやさしい入門的説明があります。次に「トポロジー」田村一郎を読もう。
またこの本にはホモトピー論が含まれていないので「トポロジー―ループと折れ線の幾何学」瀬山、「トポロジー」松本 幸夫の2冊はやさしいのでお薦め。