この漫画家さんの夫婦は基本的に株で儲けていません。個人投資家が陥りそうな失敗で、損ばっかりしているし、損切りした次の瞬間に値が上がったりもして、徹底的にタイミングが悪いようです。そして、損した分を取り戻そうとして、さらにドツボにはまっていくのです。作者本人も前書きで書いておられるように失敗体験の参考例として読むべき本ですね。
含み損をかかえているときの、だんなさんの心の重荷やそれを損切りしたときのすがすがしさ、ライブドアショックの時に自分がライブドアを持っていることをなかなかカミングアウトできない作者の迷いなどの描写がリアルです。
このご夫婦の関係は素敵です。二人が仲がいいから、損していても常に明るさが保たれています。また、株を買うようになってテレビも「WBS」や「ガイアの夜明け」や「クローズアップ現代」を熱心に見るようになったというエピソードがいい感じです。
最終的に50万円弱損をしてらっしゃるようですが、この本が売れて、それを取り戻されたらいいな、と思います。