エヴァンゲリオンで有名になってしまった、ガイナックス&庵野秀明監督の作品なのですが、オリジナルビデオアニメーション(OVA)という、当時まだそのジャンルを確立しきっていなかった未発達の分野で発表されたために、長らくその真価を認められなかった不遇の作品。
導入部分のストーリーやキャラクターは旧来のアニメ、特撮などからあからさまに引っ張ってきた感があり、この作品をパロディ物、オマージュ物という評価に押しとどめているのかも。
しかし、そんなマニアが気楽に楽しんでいた作風は、後半を境にがらっと豹変。まさしく、超一級ハードSFアニメとして昇華していきます。
そして最後まで見た後の全体としての印象と、その高密度な情報量とで、このトップをねらえ!を数多のロボッ!トアニメの中で突出した存在として際だたせています。
そんなトップの面白さは、作り手のエゴの一切感じられない徹底したサービス精神と、OVAという「買わなきゃ見れない」アニメならではのクオリティに支えられており、設定、キャラクター、音楽、声優、物語、メカニックのどの部分にも異常なまでのこだわりと愛が見て取れます。
珠玉の30分×6話。笑って、泣けて、感動して、かっこいい!
絶対、見て損無し、むしろ見なきゃ損の一押しロボットアニメです。
正直、今から初めてトップを見て、あの感動を味わうことのできる人がうらやましいくらい。