74年発表のユートピアとしての1stアルパム。前半3曲がライヴで後半の大作がスタジオ録音という作品だが、前半のライヴはとにかく演奏のテンションが高い上に録音状況が良く、また完成度も高いためライヴだと思えず、途中に歓声が入って「おっ!!これライヴだったのか」と気が付く。作風としてはプログレの系統に含まれるものだろうが、音楽そのものがポップでメロディアスなためプログレとして聞くよりも長尺なハード・ロックとして聞いた方が良いかもしれない。初期ユートピアのメンバーはケヴィン・エルマン(Dr)、ジョン・シーグラー(b)、ムーギー・クリングマン(key)、ラルフ・シュケット(Key)、M・フロッグラバット(Syn)というラインナップでトッドの新しいバンドの結成という意気込みが伝わってくるかのようだ。何にしても70年代という空気がダイレクトに伝わってくるにも関わらず、他の多くのアーティストとはかけ離れた何かがあるアルバムで、やはりトッド・ラングレンの作品としては絶対に外せない一枚だと思う。1.は何とデイヴ・メイソンとの共作。ラストの大作は私もライヴで気持ち良く変則ビートに乗らせていただきました。