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トッカンvs勤労商工会
 
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トッカンvs勤労商工会 [単行本]

高殿 円
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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トッカンvs勤労商工会 + トッカン―特別国税徴収官― (ハヤカワ文庫 JA タ 11-1)
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商品の説明

内容紹介

7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)――鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのだ。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているという。勤商の弁護士・吹雪敦は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)は真相究明に立ち上がる。しかし当の鏡は何もするなといつになく消極的。ぐー子自身も計画倒産に関する別の案件でにわかに忙しくなり、八方ふさがりのところへ、思わぬ助っ人――鏡の過去を知る人物が現われた……! 面白くって、ためになって(ぐー子の活躍と税金情報当社比1.5倍盛り)、明日への希望と感動が熱く胸に広がる、大好評の職業エンターテインメント『トッカン―特別国税徴収官―』続篇。

出版社からのコメント

大好評を博した税務署エンタ―テインメント『トッカン―特別国税徴収官―』の続篇にあたる本作。鏡を追い詰めるライバルや新キャラクターが次々登場し、さらなる税金の謎と人間たちの不思議が明かされます。二転三転するサスペンスフルな展開も、面白くてためになる税金情報も、お馴染みのキャラクターと新キャラクターたちが織りなす絶妙な人間関係も、徴収官としてのぐー子の成長も、前作を上回る出来栄えです。前作を未読の方にも本書単独でお楽しみいただけます。もちろん続けて読まれる方へのサービスもご用意しておりますので要チェックです。

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 早川書房 (2011/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4152092130
  • ISBN-13: 978-4152092137
  • 発売日: 2011/5/20
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 17,254位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
もうビックリするくらいのステレオタイプのストーリーですね。

能力はないけどがんばり屋の主人公。
厳しいけど愛情のある直属上司。
普段は昼行灯のようだけど、いざと言うときに頼りになる署長。
心底までは憎みきれないカタキ役。


それでも人物描写は的確だし、ここまで素直に読ませてくれる作品と言うのは
なかなかないように思います。
(この前に読んでいた本がヒドかったので、余計にそう思うのかな?)

高殿円さん、なかなか実力のある作家さんだと思います。

※ちなみに前作を読まずにこちらを先に読んでます。
(前作を読まれた方の評価が結構低いようなので念のため。)
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
前作は我らが敵である税務署を知ろうとページをめくりましたが、不覚にも税務署が宿敵であることを忘れて面白く読んでしまいました(笑)。
そして、今回も大いに楽しませていただけました。
兎に角、キャラが立っていて面白い。それでいて、構成も十分に練られています。
何より今回のテーマは、人が被っている体裁についてです。税務官が脱税者の体裁をぶち壊すのですが、そこに人情があったり脱税者を擁護する弁護士の体裁や税務官自身の体裁まで盛り込まれて、納得できる仕上がりです。
ライトノベル的な要素満載ですが、単なる税のお話ではなく、ちゃんとした小説ですよ。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By YUKI
女ってこえええーーー!
高殿円すげえええーーーー!!

…という読了後の雄たけびから始まるレビュー。
新米国税徴収官のぐー子こと鈴宮深樹と鬼の「トッカン」と呼ばれる鏡雅愛が活躍する、
お仕事エンタメ小説第2段。

今回は、鏡特官の担当滞納者の自殺をきっかけに、税務署と不倶戴天の間柄にある勤労商工会が
戦いを挑んでくるというスリリングな展開で幕を開けている。
仕事を始めて4年目にも入り、いろいろ煮詰まってきたぐー子は、あっちでこっちで窮地に立たされるし、
肝心の鏡はあんまりでてこない上にそっけないしで、最初から最後までハラハラしっぱなし。

しかし、一番胸に来たのは、本巻の根幹にある、自分だけの居心地のいい立ち居地――「すき間」、
そして、女達が生きるために纏う、本音を包み隠す究極の鎧――「体裁」のエピソードだ。

ぐー子は、私によく似ている。
私だけではない。きっとぐー子は、働き始めて3年目を過ぎた社会人みんなの姿を反射する鏡だ。

社会人として新人の時期がすぎても失敗ばかり。
これといった特技もなく、クレームもまともに対応できない。
集団の中にいてもどこか居心地の悪さを感じてしまい、一人でいる方が気楽に感じる。
経験を重ねた先輩と希望に満ち溢れた後輩との間でぎこちなくなり、他人と自分を比べてしまう。
家族とも軋轢を抱えていて、つまらないプライドが邪魔をして、意地を張るのをやめられない。

まるで鏡に映したようにそっくりだったので、初見の際は背筋がぞっとした。
やはり高殿さんは、女の心の淀みといった仄暗い感情を指摘するのが上手い人だ。

本巻の真骨頂は、第5章の終盤と単行本化に当たって加筆された第6章。
彼女の描く女達は、決して少女マンガの女の子達のように、きゃあなどと品良く悲鳴をあげたりしない。
それこそ、これまでファンデーションで塗りに塗り固めてきた「体裁」の仮面をかなぐり捨てて、
魂の奥底から響くような叫び声をあげる。
それは、女の私から見てもあまりにも恐ろしくて、そして悲しい。

百聞は一見にしかず。
私の口で語るよりも、まず皆さんにお手にとってもらいたい。
そして、その目で、心で確かめてほしい。
彼女達の、苛烈なまでにほとばしる、本音の在り処を。
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