2次電池(充電により繰り返し使える電池)を解説する本ですが、2次電池の周辺についても解説されています。2次電池に対する期待がなぜ高まっているのか(たとえば、自然エネルギーを利用するときのエネルギーの平準化や温暖化対策、スマートグリッドなど)についてのごく簡単な話から始まり、電池の種類と原理を説明した上で2次電池の話にとりかかる・・という構成なのでとても導入がスムーズです。あとは、開発主流のリチウムイオン二次電池、伝統的な鉛蓄電池だけでなく、実用化されていないリチウム空気電池など、さまざまな2次電池について簡単に解説していきます。
2次電池そのものの構造を詳しく解説するものではなく、あくまでも2次電池をとりまく状況と2次電池についての常識を解説するにとどまっています。たとえば、リチウムイオン電池の現在のスペックのような細かい話はありません。さっと2次電池を理解する、という点では効率のいい、うまくまとまっている本だと思います。