東大名誉教授らが書く天然ガスの紹介本
構成は、他の化石燃料と同様に、天然ガスとは何かの
定義があり、天然ガスの採掘、評価について述べています。
面白いのは、天然ガスの場合、天然ガスが出そうというところと
実際に商業化できるかどうかを「評価」するフェーズがあるのが
面白いです。
そして、輸送、貯蔵方法、どのように利用できるのか、そして
環境と天然ガスまで解説があります。その上で最後に今度の
高度利用の方向、価格とリスクとまるでこの本を読むと
天然ガスに関していっぱしの知識人になれるほどの情報量です。
化石燃料シリーズの、石油と同じ著者のせいか、採掘など
石油と同じものはこちらでは省かれています。よって
石油と合わせて読む必要があります。
その点以外は、こんなにも詳細で、わかりやすくしかも
価格構成や、環境にまで解説している本は無いと思います。
天然ガスとは何かを考える本というよりも、化石燃料の
全体的なポジショニングそして日本の位置まで踏み込んだ
この本はわかりやすい上に何か問題なのかをわかる意味でも
とてもお勧めです。