友人・学校・家族など、様々な場面で悩む姿は、若かりし頃の自分を思い出す。
SUPER!YAシリーズの多くに見られる特徴であるが、話言葉や若者言葉を存分に使っているので好き嫌いが分かれるかもしれない。
一つ残念なのが、本作は「上中下」の三部作のうちの「中」だということ。この事実は帯にすら記されておらず、唯一「訳者あとがき」に書かれている。あとがきを最初に読む人はまずいないだろうから、読者の多くが物語を読了した後にその事実を知ることになる。
「あとがき」にはその点を考慮してか、「細かな説明があり、前作を読まなくても理解できる」という旨の記述があるが、やや解りにくい箇所が少なからず存在したのも事実。前作「上」が本シリーズでないことからあえて積極的に紹介しなかったのだろうが、個人的には前作を読んだ上で本作を楽しみたかった。
尚、「上」は本作と訳者が同じである(「下」はまだ原作者が執筆中)。