アメリカ南部の田舎町で、ウェイトレスとして働くスーキー。
美人だけど、人の気持ちが読めるという「障害」のせいで
周囲からは頭が弱いと思われている。
ある日店に訪れた吸血鬼・ビルと知り合うが、
彼はまったく心を読むことができない、スーキーの理想の相手だった。
一方、街では吸血鬼と付き合っていた女の子たちが殺される事件がおこり。。
舞台はアメリカの田舎町なのですが、
吸血鬼の存在が公に認められ、一応の市民権を得ているファンタジー設定です。
そのため、吸血鬼もおおっぴらに生活しており、
人間の生活に溶け込もうとする吸血鬼と、そうでない吸血鬼の摩擦や
受け入れる側の人間社会の摩擦も描かれ、
不可解な事件が起こった時は当然のように、吸血鬼が疑われたりもします。
吸血鬼の体が光って見えるところや、他人の気持ちが読める設定などが
「
トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)」を思い出させるのですが、
こちらは大人向けのためか、吸血鬼のシビアさや事件のおぞましさのレベルが違います。
物語のトーンは暗くなく、吸血鬼ビルの他にも
女好きでハンサムなスーキーの兄ジェイソンや
スーキーが勤めるバーのオーナーなども魅力的で
ロマンスもミステリーも楽しめます。
けれどビルの感覚の違いや、事件がらみで辛いところがあって、
面白かったけど、あまく浸るのは無理でした。