ピクサー初の女性が主役の映画「メリダとおそろしの森」が公開される。いままで男性キャラが中心だったのは、
ファミリーものの場合多くの家庭では、みる映画をきめる上での主導権が男の子のほうにあるという市場調査結果も
影響していたらしい。
ジョン・ラセター監督は、(奥さんの希望もあって)トイ・ストーリー第一作目のころから女性キャラをメインにする作品を
考えていたそうで、それがトイ・ストーリー2のジェシーなどにつながっているという。ジェシーは扱いとしては準主役級だ。
だが個人的にはジェシーこそ本作の主役だと思う。
トイ・ストーリーの3作品にはどれも珠玉の感動シーンが存在するが、パート2のそれはもう言葉を失うほどのものだ。
大人がみても子供がみても、男の子がみても女の子がみても、いつみてもどこでみても、何度みても、赤ちゃんがみて
も(半分本気で)、いやワンちゃんニャンちゃんがみても(ここらでやめとこ)、心が動くにきまっている名シーンである。
そのシーンを演じるのは、ほかならぬジェシーなのだ。
ジェシーは感情表現が激しいキャラなのでクセがあるが、本作内でもっとも個性的だ。もっとも感動できるシーンを
もっとも個性的なキャラが演じる。もはや主役である。
CGアニメはブルーレイ映えするが、トイ・ストーリーの場合、人形やおもちゃのもつ無垢な美しさが画面にあふれている
ようでとてもすばらしい。
その意味で、トイ・ストーリーのブルーレイは特別の価値をもつ商品といえる。