レビューはあくまでもこの商品に対するレビューだと私は思っていますので、販売方法の是非についてはこの場において相応しくないです。不満があるなら販売元に直接意見しましょう。
この作品の面白さ、映像美、テーマ性等は今更こちらで紹介する必要性もないので割愛します。肝心の3Dでの鑑賞がどうかという点においてですが、作品の風合いにとても合っていて大変楽しめました。作品の演出上、飛び出し感よりも奥行き感の方がメインの3Dしあがりになっていてトイストーリーの物語の世界観に入っているかのように観ることが出来ました。飛び出し感は全くないとはいえないのですが、雨や雪、窓ガラスの水滴(これも一応雨ですが…)くらいでしか飛び出し感は感じられません。テレビ側で3D調整機能がついているものがあれば、飛び出し感・奥行き感はまた違ったものになるかと思います。奥行き感メインの3Dの見え方は、調整±0のままの感想ですのでテレビ側で+にすれば飛び出し感が強く感じられ、−にすると奥行き感が吸い込まれそうな感覚になります。+にしたり−にしたり色々と試した結果、私個人的には±0が一番自然に楽しめました。
1995年の作品ですが、現在でも遜色なく綺麗に観られる仕上がりはさすが職人気質のピクサーといったところでしょうか。ジョン・ラセターが以前『DISNEY FAN』誌上にて「トイ・ストーリー」を作る以前から3D技術に並々ならぬ関心を持っていたこともあり、それを見越しての映画制作を行ってきたと語っていた通り、ピクサーの映画はどれも3D技術と相性が良いと感じました。ラセターは小手先の飛び出す演出よりもその世界に入っているかのように魅せる技術にこだわりを持っているそうなので、「カーズ2」も同じような3D視聴感覚でした。
まだ3Dで発売されていない「カーズ1」や「モンスターズ・インク」等々、多々あるので発売を願いつつ楽しみにしています。