データブックと書かれていることから、統計的な本と考えられる向きもあるかもしれないがこの本は、あくまで現代日本人の宗教について書かれた本である。
著者はデータを元に真摯な姿勢で、現代日本人が宗教に対してどのように対してきたか、それが数十年のうちに、どの様に変化してきたかを論じる。
これだけ見ると、数値だけを弄り回して導き出した結論のように思われるかもしれないが、石井先生はフィールドワークの面でも、面白い本を多く出しておられる方である。
その石井先生が、このような、ここ数十年の日本人と宗教に関する総覧のような本を出してくれることは、宗教文化等に興味のある人にとっては非常に有り難い。
日本人と宗教に興味のある方には一読をお勧めする。