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デンデラ
 
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デンデラ [単行本]

佐藤 友哉
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

斎藤カユは見知らぬ場所で目醒めた。姥捨ての風習に従い、雪深い『お山』から極楽浄土へ旅立つつもりだったのだが。そこはデンデラ。『村』に棄てられた五十人以上の女により、三十年の歳月をかけて秘かに作りあげられた共同体だった。やがて老婆たちは、猛り狂った巨大な雌羆との対決を迫られる――。生と死が絡み合い、螺旋を描く。あなたが未だ見たことのないアナザーワールド。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

五十人の老婆が、奇妙なコミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」。ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した。

登録情報

  • 単行本: 331ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/06)
  • ISBN-10: 4104525030
  • ISBN-13: 978-4104525034
  • 発売日: 2009/06
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 14.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 異色作。 2010/9/29
形式:単行本
まさにこのキーワードがしっくりと来る作品でしょう。
人捨てのその後を描いた作品なのですが
老いてもなお、人間の感情というものは
むき出しというものです。
そしてそれがクマの来襲によりより深いものになります。

そして、共同体にありがちな派閥の存在。
その途中で起こるある事件により
人々がだんだんと減っていきます。
そしてそこにはちょっとしたミステリーも
含まれています。

もちろん見所は
主人公のカユが残り少なくなった
デンデラを抜け、
もう戻ることはできない決死行へと
出て行く場面でしょう。

それは老齢の最後の炎のごとく
神秘的に映りました。
どうなったかは描かれてはいませんが
それは読者の私たちが描くべきでしょう。

人を選ぶ作品ですが
悪くはありませんでした。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
70歳を過ぎると村から捨てられる『楢山節考 (新潮文庫)』を連想する姥捨て山で、白装束に身を包み極楽浄土を信じて疑わない斎藤カユの意識が朦朧としてきた時、聞こえてはないらない老婆の声が聞こえてきて・・・
暴力で動いていた村から捨てられた老婆たちが女だけの共同体デンデラを形成していて、斎藤カユは望みもしないのに救出されその共同体デンデラの一員にされてしまう。しかしそこは70歳から100歳の百練千磨の老婆が人を騙して動く村で、主人公斎藤カユはこれまでの人生とは違う「生きる」意味を考えることになる。
生きていたくない筈なのに生きようとする行動に繋がる過酷なデンデラでの日々、貧しさが村を狂わせるが死にたいと願う老人が死を恐れていないわけではない。
斎藤カユを始め登場する老婆の息が聞こえてきそうなくらい描き方が丁寧なのに、生々しいわけでもない。体力も弱々しい老婆たちなのに、闘志が作品に漲り気迫が途切れることがない。
挿入される熊の襲来も、相乗効果となり、作品のスケールを大きくしている。
作品の満足度も高いだけでなく、佐藤友哉の成長からくる充実感で満たされた。
佐藤友哉は、『クリスマス・テロル―invisible×inventor (講談社ノベルス)』幕引きから3年ぶりに刊行された『鏡姉妹の飛ぶ教室 (講談社ノベルス)』が戯言から成長を感じない作品で化けてもいなかった。でも、『子供たち怒る怒る怒る』で底力を感じさせた後この『デンデラ』だっただけに読者としての充実感は非常に大きかった。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 老婆ハードボイルド 2010/7/18
形式:単行本
斉藤カユは70歳を迎えたある日、息子に背負われてやってきた山でひとり捨てられる。
そのまま死ぬのが人としてあるべき姿、と考えるカユは目をつむり、身を横たえて気を失うが死ねない。
目をさますと、自分を覗き込んでいたのは数年前から古くは数十年前、山に捨てられ、とうに「死んだはずの」老婆の群れだった。
老婆たちは話す。自分達が捨てられた者同士、密かにコミューンを作っていることをー。

先行作品と変わらずテーマは弱者に焦点が当てられている。

個人的に面白かったのは、老婆たちの会話、主人公のモノローグ。
何を成したいかも既に「自分亡き後」を想定したものばかりで、
どう自分の生き様を決めるか転じてどう自分の「死に様」をキメルか、
それに誇りを見せる様は老婆のハードボイルド。

決してすべての面において前向きな内容ではないけれど、
すがすがしさが、特に後半からは漂う。
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投稿日: 7日前 投稿者: ヤギサンダヨ
5つ星のうち 4.0 姥捨て山のその後を描いた作品です。
楢山節考が姥捨て山の話なら、このデンデラは姥捨て山のその後を描いた作品です。 ある貧しい村では、老人たちは70歳をすぎると、息子に背負われ山に捨てに行かれます。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: かず愛知
5つ星のうち 5.0 まさに怪作
「姥捨て」された老婆たちが「デンデラ」というコミュニティを築き、サバイバル生活をする――... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: D
5つ星のうち 5.0 いろいろな要素を詰め込むだけ詰め込んで、うまくまとめ上げた一冊
主人公は斎藤カユ、70歳。
舞台は、姥捨て山の向こう側にある隠れ集落デンデラ。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ER@パパ
5つ星のうち 2.0 奇抜な設定が活かしきれず、残念。
一言で言うと、奇抜な設定が活かしきれず、残念です。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 若村さき
5つ星のうち 2.0 設定は面白いのだが
登場人物が薄っぺらい
老婆といえば聞こえは悪いが
長い時間を生きてきた人たちとはとても思えない人物描写が多い... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: Hetzer
5つ星のうち 3.0 映画を見ずに読みました
まず、登場人物へのネーミングセンスに驚いた。「ササカ」「コテイ」など、実際に居そうでなかなか見かけない名前だ。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: はりこのとら
5つ星のうち 1.0 ちゃちい
坂東眞砂子の山姥あたりの雰囲気を期待して買ってみました。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: ケセラセラ
5つ星のうち 2.0 消化不良
佐藤友哉の作品はほとんど読んでいるが、この作品が、一番つまらないと感じた。
前半こそ読めるが、後半はグダグダ。エンターテイメント作品ではない。
投稿日: 22か月前 投稿者: ZIGZAG
5つ星のうち 5.0 良くできたエンターテイメント小説
「デンデラ」と言うのは、柳田国男の「遠野物語拾遺」の中の言葉の様で、この小説も姥捨伝説の続編の形を取り、舞台は民俗学のそれになっています。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: ringmoo
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