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デンデラ 単行本 – 2009/6


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

五十人の老婆が、奇妙なコミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」。ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤/友哉
1980年生まれ。2001年『フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞を受賞しデビュー。エンターテインメントと純文学の境界を薙ぎ払い、ジャンルの概念を無意味にするかの如き縦横無尽な独自の作風で、熱狂的ファンを持つ。2007年には、『1000の小説とバックベアード』で、第二十回三島由紀夫賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 331ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/06)
  • ISBN-10: 4104525030
  • ISBN-13: 978-4104525034
  • 発売日: 2009/06
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 14.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 407,872位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 naonao-703 投稿日 2009/7/23
形式: 単行本
70歳を過ぎると村から捨てられる『楢山節考 (新潮文庫)』を連想する姥捨て山で、白装束に身を包み極楽浄土を信じて疑わない斎藤カユの意識が朦朧としてきた時、聞こえてはないらない老婆の声が聞こえてきて・・・
暴力で動いていた村から捨てられた老婆たちが女だけの共同体デンデラを形成していて、斎藤カユは望みもしないのに救出されその共同体デンデラの一員にされてしまう。しかしそこは70歳から100歳の百練千磨の老婆が人を騙して動く村で、主人公斎藤カユはこれまでの人生とは違う「生きる」意味を考えることになる。
生きていたくない筈なのに生きようとする行動に繋がる過酷なデンデラでの日々、貧しさが村を狂わせるが死にたいと願う老人が死を恐れていないわけではない。
斎藤カユを始め登場する老婆の息が聞こえてきそうなくらい描き方が丁寧なのに、生々しいわけでもない。体力も弱々しい老婆たちなのに、闘志が作品に漲り気迫が途
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28 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 miyan*2ニャンの姉 投稿日 2010/9/29
形式: 単行本
まさにこのキーワードがしっくりと来る作品でしょう。
人捨てのその後を描いた作品なのですが
老いてもなお、人間の感情というものは
むき出しというものです。
そしてそれがクマの来襲によりより深いものになります。

そして、共同体にありがちな派閥の存在。
その途中で起こるある事件により
人々がだんだんと減っていきます。
そしてそこにはちょっとしたミステリーも
含まれています。

もちろん見所は
主人公のカユが残り少なくなった
デンデラを抜け、
もう戻ることはできない決死行へと
出て行く場面でしょう。

それは老齢の最後の炎のごとく
神秘的に映りました。
どうなったかは描かれてはいませんが
それは読者の私たちが描くべきでしょう。

人を選ぶ作品ですが
悪くはありませんでした。
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24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 山椒フィッシュ 投稿日 2010/7/18
形式: 単行本
斉藤カユは70歳を迎えたある日、息子に背負われてやってきた山にひとり捨てられる。
そのまま死ぬのが人としてあるべき姿、と考えたカユは目をつむり、身を横たえて気を失うが死ねない。
目をさますと、自分を覗き込んでいたのは数年前から古くは数十年前、山に捨てられ、とうに「死んだはずの」老婆の群れだった。
老婆たちは話す。自分達が捨てられた者同士、密かにコミューンを作っていることをー。

先行作品と変わらずテーマは弱者に焦点が当てられている。

個人的に面白かったのは、老婆たちの会話、主人公のモノローグ。
何を成したいかも既に「自分亡き後」を想定したものばかりで、
どう自分の生き様を決めるか転じてどう自分の「死に様」をキメルか、
それに誇りを見せる様は老婆のハードボイルド。

決してすべての面において前向きな内容ではないけれど、
すがすがしさが、特に後半からは漂う。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 D 投稿日 2012/6/5
形式: 文庫
「姥捨て」された老婆たちが「デンデラ」というコミュニティを築き、サバイバル生活をする――
そこでは捨てた村に復讐を近う「襲撃派」、新しい生活を発展させたい「穏健派」が対立しており、
主人公はどちらに与することもなく、短気で怒りやすい考え無しではあるが、持ち前の直感で関わっていく。
……というあらすじである。

奇抜で興味深い設定ではあるが、これらは全てガジェットに過ぎない。
途中何度も襲いかかる羆も、デンデラを襲う疫病も、襲撃派と穏健派の対立でさえ、単なる舞台装置である。
更に、キャラクターもテーマのための記号でしかない。登場人物たちは老婆であることを作中何度も強調されるが、
70を超えた老婆たちは羆を相手に大立ち回りするし、思考や性格も若くまるで十代の少女を見ているようである。
ゆえに、「老婆たちの知恵で村に復讐する活劇」と思って読み始めると肩透かしを食らう。

肝心のテーマについては、多くを内包しており、単純に語ることはできないが、
個人的には、「個は孤である」という点が印象に残った。
登場人物たちは「姥捨て」について様々な見解を持っており、その姿に共感するも、反感を抱くも読者の考え方である。
読者としての自分は「51人目のデンデラのメンバ
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