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デルスウ・ウザーラ―沿海州探検行 (東洋文庫 (55))
 
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デルスウ・ウザーラ―沿海州探検行 (東洋文庫 (55)) [文庫]

アルセーニエフ , 長谷川 四郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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登録情報

  • 文庫: 314ページ
  • 出版社: 平凡社 (1965/11)
  • ISBN-10: 4582800556
  • ISBN-13: 978-4582800555
  • 発売日: 1965/11
  • 商品の寸法: 18 x 11.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
時は20世紀はじめ、ロシアでは近代化に押され、旧体制が崩壊せんとする時期だ。
著者アルセニーエフは軍務を帯びて沿海州に調査旅行に出かける。
その折に案内役を勤めたのが標題のデルスウ・ウザーラ氏である。

デルスウ氏は、沿海州を広く旅した経験をもち、また自然の中で生きる術を身に付けている。
足跡や焚き火の跡からまるで目で見たかのように状況を再現する能力や、観天望気の才、動物の様子から先の季節を予想することもできる。
これらはアボリジニやアメリカ原住民のような「霊的」な人種にしかできないことのようについ思ってしまうが、自然の中にひとが点在していた時代には、当然皆が持っていた力だったのだろう。
著者の自然科学に対する造詣も浅いものではないが、デルスウ氏にはかなわない。

景色が浮かぶような描写は訳者の腕に負う部分も多そう。
植物の記述など詳細にもズレがない。
これほどの本が一般に流布していないのが、不思議。←私が知らなかっただけ?
ナチュラリスト、山好き、冒険好きの方には特におすすめ。

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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
1906年4月、ロシアの若き兵隊長(著者のアルセーニエフ)が、ウラジオストックを出発し、日本海に面する沿海州(ウスリー地方)の調査・探検にでた。仲間は、9名の兵士、植物学者、学生である。さらに、デルスウという特別な仲間がいる。彼は、狩猟を行いタイがの中で一人で生きてきた自然人である。日本海を経由して、沿岸、山岳地帯、タイガを越え、何度かの危険にあい、探検は続く。旅の終わりは、翌年の1月である。鉄道に乗って、ハバロフスクに帰宅する。

自然の様子、現地の人との遭遇が、客観的に具体的に描写されている。内容が濃く、読み応えのある自然地理学・紀行文学です。

次のような目次を見返すだけで、探検の様子が伝わってきます。

「出発、ジギト湾のほとり、行進開始、山地にて、洪水、、、、トラの襲撃、旅の終わり、、」

随所に斬新な表現が見られます。

また、自然の中での知恵、人間への深い観察が語られています。

例えば 

「...(人は旅において)終わりに近づくにつれてだんだん興奮して、急ぎだし、失策をやらかしては、しばしば困るものである。」

とあります(200ページ)。正に、「遠足は家に帰るまで」ですね。

このような本を1965年からこれまで(2006年で第20刷)、良い製本で、出版し続けている平凡社・東洋文庫に感謝します。訳も中途半端でなく、完成しています。

長い旅、冒険です。僕もいつか、こんな冒険をしてみたいです。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nen
形式:文庫
ロシアでは知らない人がいないと言われるほど有名な作品ですが、日本ではまだまた知られていない作品です。

 著者のアルセーニエフが隊長を務めた辺境調査部隊のガイド役、デルスゥ・ウザーラの名前がそのまま題名になっています。

日記をそのまま作品にしたような作風の為、ストーリーとしては断片的な部分があったり、訳もやや古典的表現がありちょっと読みづらい箇所がありますが、作品としては臨場感があり読み応えのある作品です。

すでに失われつつある手つかずの自然が、まだ物語の中にはふんだんに存在し、自分も一緒にその場所にいるかのような感覚を味わえるのがこの作品の良いところです。

アルセーニエフより後の作家であるバイコフの作品と一緒に読むと、よりいっそう極東ロシアの自然が理解しやすくなると思います。
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