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デルクイ 01─反体制右翼マガジン
 
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デルクイ 01─反体制右翼マガジン [単行本(ソフトカバー)]

『デルクイ』編集部 , 千坂 恭二 , 糸圭 秀実 , 中川 文人 , 外山 恒一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

今ふうの在特会的な路線には乗れないタイプの右翼と、今ふうの「生きさせろ」的な路線には乗れないタイプの左翼と、さらには「ファシスト」を主要執筆陣に据えてお届けする“反体制右翼雑誌”、その名も『デルクイ』。 アラサー・アラフォー世代の論客を中心としたオピニオン誌のブームも終わりつつあるかに思われる今、ついに示される“こっちがほんとの思想地図”!!

著者について

外山 恒一(トヤマコウイチ) 1970年生まれ。管理教育に反発して高校在学中に左傾するも、やがて左翼運動への内部からの批判者となって孤立し、03年にファシズム転向。07年の東京都知事選に立候補して、選挙制度を否定し「政府転覆」を呼びかける過激な政見放送がYouTubeなどを通じて広まり、ある種のネット・アイドルに。凡庸な左翼活動家時代の著作に『ぼくの高校退学宣言』(徳間書店・89年)、“異端的極左活動家”時代の著作に『校門を閉めたのは教師か』(駒草出版・90年)、『注目すべき人物』(ジャパンマシニスト社・92年)、『さよなら、ブルーハーツ』(宝島社・93年)など、ファシズム転向後の著作に『最低ですかーっ!』(不知火書房・04年)、『青いムーブメント』(彩流社・08年)など。我々団(九州ファシスト党)臨時総統。本誌の事実上の主幹。 千坂 恭二(チサカキョウジ) 1950年生まれ。高校在学中からアナキズム運動に参加し、「アナキスト高校生連合」や「大阪浪共闘」で活動。70年代初頭、新左翼論壇において“最年少のイデオローグ”として注目され、『歴史からの黙示』(田畑書店・72年)を著すも、次第に隠遁生活へと移行。長期にわたる沈黙を経て、 08年頃から再び雑誌などに精力的に論文を発表しはじめ、“アナキスト的ファシスト”とも評される異端の過激論客として劇的な復活を果たした。“復活”後の主要論文に「連合赤軍の倫理とその時代」(情況出版『情況』・08年)、「一九六八年の戦争と可能性」(白順社『悍』・08年)、「革命は電撃的に到来する」(同・10年)など。 糸圭 秀実(スガヒデミ) 1949年生まれ。文芸批評家。学習院大学在学中に全共闘運動に参加、“外人部隊”として早大全共闘にも関わる。「日本読書新聞」編集長、日本ジャーナリスト専門学校講師などを経て、現在は近畿大学教授。『花田清輝~砂のペルソナ』、『複製の廃墟』、『小説的強度』、『詩的モダニティの舞台』、『文芸時評というモード』、『「超」言葉狩り宣言』、『日本近代文学の<誕生>』、『「超」言葉狩り論争』、『大衆教育社会批判序説』、『小ブル急進主義批評宣言』、『「帝国」の文学』、『革命的な、あまりに革命的な』、『JUNKの逆襲』、『1968年』、『吉本隆明の時代』など著書多数(につき版元等省略)。新左翼総体がなし崩し的に“社民”転向する中、非転向の全共闘ラディカリズムを掲げ続ける稀有な存在である。 中川 文人(ナカガワフミト) 1964年生まれ。法政大学在学中に、黒ヘル・ノンセクト勢力の首領として、同大を長年にわたり“恐怖支配”していた中核派との抗争を勝利に導く。89年の東欧革命の衝撃を留学先のレニングラード大学で体験。編集プロダクション「ヨセフ・アンド・レオン」社長。著書に『余は如何にしてイスラム教徒となりし乎』(IPC・87年)、『身近な人に「へぇー」と言わせる意外な話1000』(朝日文庫・03年)、『地獄誕生の物語』(以文社・08 年)、『ポスト学生運動史』(彩流社・10年)など。10年12月、電子書籍出版社「わけあり堂」をオープン。 伊藤

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー)
  • 出版社: 彩流社 (2011/2/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4779115639
  • ISBN-13: 978-4779115639
  • 発売日: 2011/2/21
  • 商品の寸法: 21.2 x 15 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By CRIM VINE™ メンバー
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外山恒一は都知事選の印象が強くて、キワモノ扱いされているところで損をしていると思います。
この本の表紙も、その言葉を素直に読むなら、これまでの左翼・右翼のおかしなところに
ついて行けない「普通の感覚」の持ち主の興味を引いて止まないものになるだろうに、
キワモノを期待すると、何となくゲテモノに思えてしまいます。

ですが、内容は真摯なものです。

たとえば、本書で最も強い印象を受けた千坂恭二の論文(この人もリアルはキワモノっぽいですが)。
国を憂うはずの右翼が体制維持に奔走し、左翼の方が国を憂い改革に精を出すねじれを指摘していますが、
この視点には目から鱗です。なるほど、だから「僕ら」は右翼にも左翼にも共感できないんだ、と。

この国がおかしいと誰もが思っている、でも誰もが何も出来ないまま現状を追認している。
そこから抜け出すためのヒントがこの本にあるのかもしれません。
難しい論文ばかりでなく、柔らかめの内容もあるので、意外と読めると思います。

最後に、「普通の感覚」とか「僕ら」といった言葉を気持ち悪い言葉と感じる諸兄は、
このレビューを信じていいと思います。
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2007年の東京都都知事選挙でのパフォーマンスで海外にも名を轟かせた外山恒一氏が、批評家・スガ秀実氏や現在活動中の右派論客ほか多くの人々の協力を得つつ総力を挙げて編集した雑誌。

雑誌を政治運動の形成のためのメディアとしてとらえる辺りがユニーク。このような姿勢はゼロ年代には「悍」(外山氏も論文を寄稿)などの例外的存在を除けば他に見られなかった、古くて新しいものである。

かつて1970年代以降にあったポップオカルト/ナショナリズムを指向していた雑誌に「地球ロマン」「迷宮」といったものがあり、この系統の雑誌を中心にして民族主義的な<運動体>が1980年代の日本に形成されたことは久山信氏によって既に指摘されているが(歴史読本・特集「古史古伝」など)、一般には余り知られてはいない。
そのムーヴメントにも参画していた古参の民族主義者・牛嶋徳太朗氏やその知人であるE.ユンガー研究者、千坂恭二氏、そして左派から批評家スガ秀実氏を招いて編集された本誌は、あきらかに往時の危険かつ興味深いムーヴメントを再興しようとしている特異なメディアだといえよう。

この雑誌が通常の右派メディア系雑誌と異なるのは、「左」の(中で独自のユニークな立場をとっている)論客にも紙面を少なからず割いているところで、ナショナリズムの教条的な押し付けがない点が、既成の右派メディアにはないおもしろいところだ(本誌での小野俊彦氏の論考・対談を見よ)。
巻頭の創刊記念トークセッションはスガ氏・千坂氏も参加した長大な<講演><討議>の記録で、現在の日本の「ナショナリスト」が直面している問題が露出している貴重な記録。
「現代思想」等で活躍する矢部史郎氏ほか著名人のかつての「活動」についても言及される、「1980年代日本学生運動秘史」ともいえそうな「旧い同志と語る」も興味深いが、特に宮沢直人氏の北海道での反原発運動(アイヌ民族の若者も参画した)と、それとリンクした国際的運動(旧ユーゴスラビア・セルビアの運動にも言及)についての証言は本誌の白眉。
この宮沢氏の文章は、未曾有の原発事故以降の現在にあって、今の反原発運動に欠けている新しい視点がかくされた、貴重な論考となっている。

外山氏らしく、1980年代から2010年代の現在にいたる、これまで見落とされがちだった日本の<政治における叛乱の流れ>を明らかにした雑誌となっている。宮沢氏の言葉を借りれば本誌はまさに<右翼・左翼を問わず歴史の常識への挑戦>であろう。今後に期待。
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ファシスト(元アナキスト)の外山恒一は

精神的/物質的価値を縦軸に

知性/感性を横軸に取った四象限に於いて

体制側(物質的価値+感性)の対極にある立場(精神的価値+知性)が

右翼(精神的価値+感性)または

左翼(物質的価値+知性)と連帯関係にあるとき

それぞれファシズムまたはアナキズムと呼ばれる

即ち両者は「表裏の関係」と言う。

-

日本への希望をまだ失っていない評者

(その根拠は「陛下」と「小沢一郎」である)としては

九州にファシスト政権を樹立し分離独立
 ↓
日本本国に勝利し九州に併合
 ↓
日本全土をファッショ化

を目論む彼と政治行動を共にはできないが

福岡まで赴いて一緒に酒を酌み交わしたい気分ではある。

-

彼の皇室観は

「おおむね支持」

「あった方がいいが、なくてもいい」

「日本の歴史全体を物語化する装置として非常にすぐれている」であり

評者に言わせれば

「おおむね」は余計

「なくてもいい」は論外

「装置」とは不敬だが

ファシストに言っても詮方あるまい。

-

他には「今、相対的に“日本の自立”みたいな志向を持っているのは小沢一郎」であり

「神社本庁から反貧困運動までをも包摂する」

「右から左までの国民戦線」を模索する「小沢路線に対して、

いまだ右翼は民主党=左翼だ批判をやっていますが、

じゃあ他にどうやって自立するの?」と問う

「非転向のラジカリスト」スガ秀実の視点が鋭い

(評者が小沢に希望を繋ぐ所以である。微力ながら評者も右から国民戦線を盛り立てたい)。

-

アナルコ・ファシスト千坂恭二の北朝=保守、南朝=革命という対置は大変興味深いが

神武肇国=「畿内大和の既存保守勢力」打倒ゆえに我が国体は革命であり

「革命に敵対する保守や反革命はことごとく国体の敵」との所論は首肯しかねる。

「反帝国主義・アジア解放としての大東亜戦争」を「南朝的な革命精神」、

これを退け国民の生命を救った終戦の御聖断を「北朝的な現実」と呼ぶのであれば

「北朝的な現実」こそ「国体の敵」どころか

「革命精神」によって危殆に瀕せしめられた国体を護ったことが明白であり

時局への適切な対応ゆえに皇統を現代に伝え得た北朝の伝統にも沿うものと言えよう。
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