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デリバティブ汚染――金融詐術の暴走 (講談社BIZ)
 
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デリバティブ汚染――金融詐術の暴走 (講談社BIZ) [単行本]

吉本 佳生
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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  • 著者ページ: 著者の作品一覧や、著者写真・略歴など、著者に関する情報を満載した「著者ページ」。著者の方は、「著者セントラル」へ。



商品の説明

内容紹介

東西有名私大に巨額の損失をもたらした“強毒性”金融商品が、日本中で炸裂する!

【買った組織】
大阪府、兵庫県、新潟県、福岡県、
大阪市、名古屋市、神戸市、松山市、朝来市、豊岡市、
慶應大、早稲田大、関西学院大、関西大、京都大学教育研究振興財団、
日本経済団体連合会、ゆうちょ財団、全国私立保育園連盟、広島県医師会、暴力追放運動推進センター、全国の信用金庫や地方銀行……ほか

【売った組織】
三井住友銀行、野村證券、日興コーディアル証券、三菱UFJ証券、みずほ証券……ほか


ベストセラー『金融工学の悪魔』の著者が告発!

「高金利」「元本保証」を謳い文句にした金融商品は、
FXよりも危ないギャンブルだった。
投資家のリスクを回避するために開発されたはずの金融技術は、
メガバンクや証券会社が暴利をむさぼるために悪用されていた。
日本中にまき散らされた“汚染”は、自治体や大学、企業、病院や公益法人など、
この国の未来を支える幾多の組織を蝕んでいる。
いますぐ対処しなければ、大変なことになる――。

内容(「BOOK」データベースより)

「高金利」「元本保証」を謳い文句にした金融商品は、FXよりも危ないギャンブルだった。投資家のリスクを回避するために開発されたはずの金融技術は、メガバンクや証券会社が暴利をむさぼるために悪用されていた。日本中にまき散らされた“汚染”が、自治体や大学、企業、病院や公益法人など、この国の未来を支える幾多の組織を蝕んでいる―。ベストセラー『金融工学の悪魔』『スタバではグランデを買え!』の著者が緊急告発。

登録情報

  • 単行本: 298ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062157365
  • ISBN-13: 978-4062157360
  • 発売日: 2009/7/30
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 334,763位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者の方は、現在の強欲な金儲け&問題先送り主義に対して警鐘を鳴らしています。
特にデリバティブ取引に対しては多くの問題を残しており、
今の状況でデリバティブ取引を野放しにすることへの否定意識がよく伝わります。
最近は金融危機が過ぎ去ったような雰囲気が広まっていますが、
本質的な金融危機の根っこが解消されたわけではないことがわかりやすく説明されています。
やや悲観的過ぎかつ大げさな点を差し引いてマイナス1点としましたが、
現況を楽観視するのは早すぎるなと再認識しました。
2番底の心配がまだまだ取れないんだと自分を戒めるためにも、
このような内容の著書を読んでおくことは重要だと思います。
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By カーマイン トップ1000レビュアー
形式:単行本
 現在、地方自治体、大学などの運用にはデリバティブが深く入り込んでいます。本書は、特にPRDC債やFXターン債などの仕組債が「投資詐欺」に近い、と名指しで非難しています。書いてから講談社に出版をお願いした、という本らしく、著者の危機意識が強くあらわれた文章(やや感情的な文章)になっています。この本では、仕組債の詳細までは踏み込みませんが、その挙動や問題点についてはとても平易に解説されています。筆者の吉本さんでも、こういった仕組債の中には危険性を見抜くのに何時間もの検討が必要なものがあるそうです。
 地方自治体などが買いまくっている仕組債は、金融工学により安全偽装されているため、これから大惨事になる(可能性が高い)、という論旨です。駒沢大学や慶応大学の事件のように表に出たものは氷山の一角で、東大や京大などの有名大学や神戸市、大阪市、松山市・・・などなどヤバいところはいっぱいある、と名指しされています。
 仕組債にはいろいろあるようですが、(1)円安になったら高金利が得られ、円高になると0%近い金利になる。(2)円安が続いて高金利が続くと早期償還される(もちろん元本保証)(2)円高になると30年後に満期償還。低金利で引き出しもできないので塩漬けになるが元本は保証される、というのが典型的なパターンです。元本保証だしうまくすれば高金利(&早期償還)なのでローリスクハイリターンにみえます。しかし、下手をすると長期間解約できないというリスクが問題です。もし、日本の物価上昇率がアメリカの物価上昇率を下回るならば、いずれ長期的には円高になり塩漬けコースにはまります。しかも、通常、日本の物価は30年後に上昇しているので、30年後に帰ってくる元本は実質的には目減りすることになります(ほぼ消滅の可能性すらある)。いいかえれば30年後の元本の現在価値はかなり小さい。あるいはうまく円安になり高金利が連続した上で10年後に償還されたとします。でも、10年後の円安時代(たとえば1ドル1500円のように円が減価した時代)に元本が戻ってきてもやはり目減りすることになります。円安により短期間で早期償還されるのが唯一のハッピーシナリオですが、このときの好成績に気を良くした投資家はまた仕組債にカネを突っ込み、今度は塩漬けコースの泥沼にハマってしまうかもしれません。こういう仕組債を売る証券会社の営業マンもリスクを理解していないようです。更に、30年塩漬けコースになったときに金融機関がちゃんと管理してくれるのか・・・という問題もあります。しかも、金融庁は、昔の大蔵省のように金融商品を許認可するよりも、投資は自己責任という原則で対応しているようです。
 こういう告発本を書くのはかなり勇気がいると思います。メリットの裏にある負の側面をちゃんと直視(比較衡量)しないというのは原発問題と構造的に似たところがあるような気がします。本書は「デリバティブ=悪」というわけではなく、「デリバティブがあるからハッピー」というほど甘い話はない、という論旨だと思います。
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By あき
形式:単行本
この本で示されているのは何百億も証券会社や銀行に騙されてお金を突っ込んでいる団体に対する
警告書だ。パワーリバースデュアルカレンシー型の仕組み債は最近の円高によってほとんどが含み損になっており、一気に時価評価したら巨額の損失を計上しなくてはいけなくなるので、資金運用担当者はできるだけ早いうちにすこしずつでも損失を確定したほうがいいだろう。

いいCMをガンガン流してる証券会社や銀行ですら信じてはいけないと看破し、いわゆる有名大学でも大損を出すような運用しかできなかった現状を憂いており、資産運用の難しさが理解できると思う。

安全性が最優先とはいっても日本円や日本国債も含め金融商品にはリスクが付き物なので自分の理解できない商品は買わない、と言うのは最低限のルールとしてもデリバティブのような商品をしかも30年解約できないような欠陥品を売りまくっていた金融機関の責任はないのだろうか?
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