最近では、ポール・スミスといえばデザイナーのほうが超有名ですが(私もときたま買います。)、ジャズの彼は、上品で、洗練されたピアノを聞かせてくれます。
彼のリキッド・サウンズものは、10年位前に東芝EMIから紙ジャケで何点か出ましたが、本作だけは、出ませんでしたから、今回購入しました。(世界初CD化らしいです。)
彼のジャズは、革新性、創造性を追求するというよりは、上品に、繊細にいかにも白人らしいアレンジでしかもスイング感も有り小気味良くピアノを演奏します。例えばホテルのバーで彼女と飲んでいる時、音楽がなければものたりないが、有れば雰囲気が良くなって話がはずむとそういったいった類の音楽です。
でこのアルバムですが、どの曲も同工異曲、悪く言えば金太郎飴で、曲調の早い遅いは、有っても殆ど同じように聞こえますが、しかしどの曲を聴いても直ぐに彼の演奏と解ります。それは、キンスラーのフルートのサポートが有るからだと思います。なおこのアルバムでは、珍しく、B・クーパーのサックスとの絡みも聞かれます。私の好みを言わせてもらえば、2,4,8、10曲のようなアップテンポの曲が好きですが、6、9曲のスローテンポの曲もなかなか良いと思います。
また、彼は、ピアノ伴奏家としても著名で、後年、サミー・デイビス・JRのバックミュージシャンとして来日し、メンバー紹介のとき、サミーが、いつもの様に、ポールを立ち上がらせ、ディスイズトールスミス(彼は非常に背が高い)と紹介し、少しもうけなかったので、しょげ返っていたという話をどこかで聞いた事があります・・余談です!!
たまには、激しい曲ばかりではではなく、洗練されたこの様な音楽もいかがですか!!!