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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ルネサンス時代のリアルレポート!,
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レビュー対象商品: デューラー ネーデルラント旅日記 (岩波文庫) (文庫)
1520〜1521年の約1年間、ドイツの画家デューラーがネーデルラント地方を旅した際の日記。日記は日々の金銭のやり取りを詳細に残した出納簿からなっており、 16世紀の日常にわずかながら触れられるような気がして、とても面白いです。 なかでも、ルター逮捕のニュースを聞きつけた日の衝撃に満ちた一文は、 当時の宗教改革の火付け役がヨーロッパ(キリスト教)社会に巻き起こした熱狂と、 その影響力の大きさを窺い知ることができるものです。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何とこうマイナーなものを出版するのか!(拍手),
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レビュー対象商品: デューラー ネーデルラント旅日記 (岩波文庫) (文庫)
神聖ローマ皇帝からの年金支給のトラブルを解決するため、新帝カール5世のアーヘンでの戴冠式を機に自ら出向いて事を決しよう決意したデューラー。その彼が旅の期間中記録していた日記を文庫にしてし まったのがこの本です。 年金継続支給の件も早々にメドがたつと、あとは興味の赴くまま旅を続け、しまいには当初2ヶ月の予定 が最終的には1年になってしまいます。絵を描き、絵を贈り、絵を売り、といったこと以外にも、通関税、日 用品購入、両替、交通費、宿泊費、食費、賭け事、チップ、会食の回数を事細かに記録するとともに、 払わないですんだ招宴の費用や、もらった贈り物の値踏みと自分が贈った贈り物の値打ちを書く一方、 デューラーが贈ったものに対して謝礼がないことへの不満も書き残してくれています!! 読んでてすごく感じたのは、当時の通貨の煩瑣ともいえる種類の多さ、通関の煩わしさで、つくづくビスマ ルクのドイツ統一の偉大さがわかりますねぇ。 この旅日記の白眉はルター哀悼文。5月4日にルターが逮捕され、生死定かでないという知らせを受けて 5月21日の日記に書くわけですが、その哀悼文のすぐ後ろに「支払いのためにまた1グルテンくずした」とい う文が続きます。坂口安吾っぽく言うと、人の生活とはそうしたものですね。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
家計簿付日記,
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レビュー対象商品: デューラー ネーデルラント旅日記 (岩波文庫) (文庫)
こんな興味深い名著を何の予告もなく、さりげなくさらっと文庫本で出してくる岩波書店は、すごい、さすがである。版画家、画家であるデューラーのネーデルラントまでの道中、様々な人との会食、会談、求められるままに書き溜めてゆく肖像画、その時々のキャッシュ・フローの状況、これらが「めっちゃ」細かく書かれている。興味深いのは、これらの現金出納の当時のレートが、巻末の解説に載っている事、これはいい。「めっちゃ」現実的になる。デューラー先生、結構気前のいいところがあるかと思いきや、何でこんなもんにこんな大金使うの、と思ってしまったり・・・。それにしてもデューラーのプロテスタント・ルターに対する思い入れがこんなに強いとは・・・・
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