・事業会社の財務企画から、金融機関の調査部門へ転身する者です。
本書はあくまでも、読み物、として書かれています。なので、
ファイナンスになじみのない人が第1歩として読むのに適していそうです。
ただ、私にとって興味深かったのは・・・、
各ページで示されるパワーポイントの器用さだと思います。
分析手法、フレームワーク自体は奇をてらったものではないにせよ、
複数のフレームを重層的に使って分析を進めてゆきます。
しかし、職人的な分析をやる人は、
しばしば、「言いたいことだらけでビジーな資料」を作ってしまいます。
そこに来ると、著者は、図+一行メッセージの原則で、データとシンプルなメッセージの構成で、
わかりやすく、力強い資料を作ります。作り手がクリアでないとできません。
(#バリューチェーン分析を財務の観点から見せてみたり、ちょっとした見栄えです)
ちょっと参考にしたい資料の見本に、あと、資料作りで自分が混乱していないか?
セルフチェックのために目を洗う本としても。
あと、あくまで読み物なので電車の往復2,3日で読みきれます。そこも良い。