この作者の初期作品によくあるような、物語後半でのどんでん返しが面白い巻です。
「最近の成田良悟は詰め込んでばっかで内容は特に面白いわけではないな」とか思っている貴方にお勧め。いつものように二巻くらいに渡って展開する物語ではなく、一冊でカッチリ、おまけにすっきりまとまっているのが快いです。
話としては、卑怯なミスリードを使うことなく気持ちよく騙してくれるもので、キャラ的には、以前顔見せ的に登場した臨也陣営の者達が活躍します。
あと、女子高生にからかわれるおっさん的なキャラが好きな方も是非。写楽影次郎と眼鏡の方の折原妹がそんな感じです。
最後に。
『バッカーノ!』のネイダーが好きという成田先生は、きっと奈倉君とか四十万とか大好きなんだろうなあ。あいつら、小物だけど侮っちゃいけないと思う。
ああ、臨也陣営がどんどん強化されていく。