今巻は前巻のお話の翌日を描いています。
全六部の短編形式で描かれ、全てのお話に関連性を持たせているという、この作者らしい構成でした。
それぞれのお話の主役が違うのは勿論ですが、個人的に面白かったのは粟楠会の赤林が主役の、
「はぐれ者コンチェルト」
赤林の過去(粟楠会に行き着いた経緯など)が語られているのですが、彼の辿ってきた道と人柄になんだかしんみり来てしまいました……
アンタは悪くないと思うよ、俺は。
他にも出番の少ない誠二と美香に焦点が当てられてたり、静雄と五、六巻で彼の命を狙った彼女達のこれからや、セルティと新羅の日帰り旅行、刺された臨也のその後が語られています。
前巻に大きな進展のあった帝人は端役として一瞬だけ登場するくらいで、杏里共々出番はほとんどありません。 正臣に至っては出てもきませんでしたね。
ちなみに、最初と最後に九十九屋真一の著書の抜粋という形を取った短文が載っています。これは四巻と同じですね。
いやはや、いつも通りの面白さでしたので早くも次巻が楽しみになりました。
と、最後に、一言。
セルティのコスプレは、これからも続けたらいいと思うw