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「泉」「汽車の中の悲しめる青年」「花嫁」など、写真と共に短くデュシャンの境涯も交えて解説されていきますが、特に僕は「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」(大ガラス)と「ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない?」が大好きです。
デュシャンというと、20世紀最大の芸術家といわれますが、本当に、既成の藝術に対して勇猛果敢に立ち向かっている彼の姿は、(というよりも、まるで道化の如く)それ自体がまるで一つの藝術のようです。
芸術というと何を思い浮かべるでしょうか?
ピカソやブラックのごちゃごちゃした絵?(キュビスムという技法です)
アンディー・ウォーホルやバスキアのポップアート?
誤解を恐れずに言えば、デュシャンはこの二つの真ん中に立つ芸術家です。
1900年代の前半に、旧来の芸術概念を破壊しよう。という運動が起き、それはダダと呼ばれました。デュシャンはニューヨークでのダダ運動の中心人物であり、一言でいえば革命児です。
彼の作品に、「レディメイド」と呼ばれるものがあります。「レディメイド」とは、「既製品」であり、出来合いのものに名前をつけて芸術作品だとするものでした。ふざけてる、とか、そんなの芸術でもなんでもねえよ、という意見もあると思います。
それについて彼はこう語りました。
「それを選んだことが重要なのだ」と。
彼がなにを伝えたいのか、というのはいわずもがなですよね。
なにか新しいことをするには古い概念を壊さなければいけない。
そう思いました。
そんな革命児・デュシャンの一生が初心者にもわかりやすく書かれていると思います。彼の作品もオールカラーで多数掲載されています。
少しでも興味がある人、この値段なら買いだと思います。
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