美術史とかほとんど興味がないし芸術にもまったく明るくないけど、
びっくりするほど面白かった。
個人的に、この手のインタビュー本の読みどころのひとつは
他の芸術家への評価や感情なんだけど、
これでもかと言うぐらい触れられていて満足。
似た感じの本だと「カポーティとの対話」に勝るとも劣らないぐらい充実した一冊だった。
デュシャンは、表紙の写真のとおりの、頭が冴えていて、社交も厭わないけど本質的に人間嫌いで、
真冬のヨーロッパの石畳みたいにクールな人間だった。
そんなデュシャンがほとんど韜晦せずにピエール・カバンヌの質問に答えていてそこも良かったです。
※ただ、あの「遺作」については触れられていなくて残念。