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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
楽しめました,
By soundtoogoodtobetrue (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: デュエット (CD)
発売時に購入したのに今頃レビューです。まずは2人のそれぞれの音色、タッチに魅了されました。 2人ともにベースはパーカッシヴなタッチですが、特にChickの「7色の音色」はさすが!です。 そして2人のやりとりがとても興味深いです。Friendlyに主導権を交互に預け合ったり、時にはキラーパスもありと 瞬間瞬間のレスポンスがスリリングです。 それにしてもChickは懐が深いですね。 この人の「百科辞典」には一体いくつのハーモニーとスケールがあるのでしょうか。 名盤の誉れ高いこの2枚と比較しても、このライブはとてもリラックスして聴けると思います。 Evening With Herbie Hancock & Chick Corea イン・コンサート(デュオ・ライヴ) 何人かの方々がレビューで苦情を述べている「食器の音」ですが、私は気になりませんでした。 「Classicじゃないんだから、Jazzのライブで音がするのは自然」 「それもまた臨場感があって心地良い」 と思いました (Bill Evansの1961年のVillage Vanguardのライブ盤で慣れてしまっているのかもしれません)。 拍手の音を盛大に拾っているのも私は好きです。 私は1セットだけこれをBlue Note Tokyo (BNT) で聴いたのですが 会場ではこんなに盛大に食器の音は聴こえていなかったと記憶しています。 先に挙げたBill Evans盤などを意識して、ライブの臨場感を出すために制作サイドが意図的に入れたのでは?とも思います。 拍手も盛大に入れてますし。 (会場音は「Piano x 各2本」とは別のマイクで拾っているので、カットしようと思えばいくらでもできますから)。 御存知の通りBNTでは開演前にMusicianの意向のアナウンスがあります。 「Musicianの希望により完全に禁煙とさせて頂きます」 「食事は演奏開始前までにお済ませください」 等々。 この時はこんなアナウンスもありませんでした。 あ、でももしこれがKeith Jarrett Trioだったら、誰も「食器の音」は出さない、いや怖くて出せないですね(笑) Keith はコンサートの途中で客の咳が五月蝿いと演奏を中断して 「さぁ、今から存分に咳をしてください。皆さんが咳が出し切ったら演奏に戻ります」 なんて言いますから(そうすると一斉に咳が始まる 笑)。 この作品(@Blue Note NY)では「食器の音」どころか咳払いさえも聴こえませんね。 At the Blue Note: The Complete Recordings
46 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
深い経験を持った巨匠と、若い天性との、見事なコラボレーション DVD付きを買うべし,
By
レビュー対象商品: デュエット(初回限定盤)(DVD付) (CD)
上原ひろみのファンには、チックコリアも大好きと言う人は多いだろう。私も、その一人だが、そんなファンには、家宝とも言えるCD&DVDだ。 まず、CDを聞いての感想だが、... 2人の音が混じり合い、ソロとかバックとかというものではなく、2人でフレーズを作り上げているところが素晴らしいと思う。 ライブの前の日に入念にリハーサルをやったそうだが、その成果だろう。 これは、ライナーやSwingJouralの記事の通りなのだが、確かにその通りなのだ。 そう思っていた。 ところが、DVDを見て、印象は一変した。 実に、上原ひろみは、上原ひろみらしい演奏をしているのだ。 そして、チックコリアは、それを支えている。 もちろん、上記のCDの印象の通りの演奏なのだが、それは、こうして作られたものなのだ。 おそらく、リハーサルでは、かなり緻密な打ち合わせを行ったが、実際のライブでは、上原ひろみに、「自由に弾いて良いよ」と言っていたのではないか。 実際、CDとは、かなり内容の異なる演奏となっている。(別の日の収録だろう。) と言っても、上原ひろみは、勝手きままに演奏しているわけではない。 リハーサルで練り上げたストーリーをベースに、チックコリアの音を良く聴き、その上で、自分の感性を開花させているのだ。 これは、深い経験を持った巨匠と、若い天性との、見事なコラボレーションだ。 DVD完全版も出してほしい。
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
世代と世代の素晴らしい交感,
By
レビュー対象商品: デュエット (CD)
いいライヴだ。いきさつはともかく、上原ひろみの尊敬に満ちた熱意にチック・コリアが余裕の構えで応じたという趣だ。会場の暖かい雰囲気の中で、双方が相手の感触を探り合いながら、妙にゆったりとした掛け合いを見せる。その空気感が聴いていて何とも心地良い。これは映像で楽しむべきものだ。DVDは音源が違うようなので、ファンは両方持ちたいだろうが、どちらかと言うならDVDの方が楽しみが深いだろう。だが、CDの良さは、音に集中することで二人のスタイルやテクニックの違いが手に取るように聴こえてくるところにある。上原は相変わらずのハイテンションだが、チックの問いかけに必死で応えようとして応じ切れない辺りがまだまだ若い。聴牌るとアドリヴが手癖中心になってしまうのは、オリジナルで勝負している人だから仕方ないが、そこにチックのひらめきのフレーズを上回る輝きまでは見えてこない。格の違いと言えばそれまでだが、上原の才能を持ってしても、このキャリアの差は埋め難いということか。チックの手のひらで踊らされている上原ひろみの姿は、ファンにとっては少々痛い。だがそれがどうした、御大にここまで向かっていけるのは、若手では上原を措いて他にあるまい。 そうした部分を含めて、このライヴは素晴らしい。力の差はあれど、世代を超えて響きあう音楽の素晴らしさに溢れている。音楽そのものより、そうした音楽的交感の美しさがこのステージをかけがえの無いものにしているように思われてならない。音楽は継承される。いい音楽は残る。その思いは十二分に伝わってくる。
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