発売時に購入したのに今頃レビューです。
まずは2人のそれぞれの音色、タッチに魅了されました。
2人ともにベースはパーカッシヴなタッチですが、特にChickの「7色の音色」はさすが!です。
そして2人のやりとりがとても興味深いです。Friendlyに主導権を交互に預け合ったり、時にはキラーパスもありと
瞬間瞬間のレスポンスがスリリングです。
それにしてもChickは懐が深いですね。
この人の「百科辞典」には一体いくつのハーモニーとスケールがあるのでしょうか。
名盤の誉れ高いこの2枚と比較しても、このライブはとてもリラックスして聴けると思います。
Evening With Herbie Hancock & Chick Coreaイン・コンサート(デュオ・ライヴ)何人かの方々がレビューで苦情を述べている「食器の音」ですが、私は気になりませんでした。
「Classicじゃないんだから、Jazzのライブで音がするのは自然」
「それもまた臨場感があって心地良い」
と思いました
(Bill Evansの1961年のVillage Vanguardのライブ盤で慣れてしまっているのかもしれません)。
拍手の音を盛大に拾っているのも私は好きです。
私は1セットだけこれをBlue Note Tokyo (BNT) で聴いたのですが
会場ではこんなに盛大に食器の音は聴こえていなかったと記憶しています。
先に挙げたBill Evans盤などを意識して、ライブの臨場感を出すために制作サイドが意図的に入れたのでは?とも思います。
拍手も盛大に入れてますし。
(会場音は「Piano x 各2本」とは別のマイクで拾っているので、カットしようと思えばいくらでもできますから)。
御存知の通りBNTでは開演前にMusicianの意向のアナウンスがあります。
「Musicianの希望により完全に禁煙とさせて頂きます」
「食事は演奏開始前までにお済ませください」
等々。
この時はこんなアナウンスもありませんでした。
あ、でももしこれがKeith Jarrett Trioだったら、誰も「食器の音」は出さない、いや怖くて出せないですね(笑)
Keith はコンサートの途中で客の咳が五月蝿いと演奏を中断して
「さぁ、今から存分に咳をしてください。皆さんが咳が出し切ったら演奏に戻ります」
なんて言いますから(そうすると一斉に咳が始まる 笑)。
この作品(@Blue Note NY)では「食器の音」どころか咳払いさえも聴こえませんね。
At the Blue Note: The Complete Recordings