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デモクラシーの論じ方―論争の政治 (ちくま新書)
 
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デモクラシーの論じ方―論争の政治 (ちくま新書) [新書]

杉田 敦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

民主主義、民主的な政治とは何か。現代社会の基本的な価値理念であるデモクラシーが重要であることは間違いない。しかし、それを共有している社会において、いろいろな意見の対立や争点が生まれてくるのはなぜなのか。物事を「民主的」に決めるとは、どういうことか。古くて新しいこの難問について、対話形式を用いて考える試み。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

杉田 敦
1959年群馬県生まれ。東京大学法学部卒業。現在、法政大学法学部教授。専門は政治理論、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 190ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2001/05)
  • ISBN-10: 448005894X
  • ISBN-13: 978-4480058942
  • 発売日: 2001/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By world3
形式:新書
デモクラシーに関する入門書として文句無しにオススメできる一冊。国民主権、二大政党制、代表制、憲法といった重要な論点について示唆に富む議論が紹介されている。A君とB君の対話形式で、B君が常識的な見解を述べ、A君が挑戦的な意見を述べるというスタイルも面白い。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
僕のように「政治学」を知らない人間にとって、政治はいつもある枠組みを前提とした具体的な話として論じられる。
例えば、「今度の総選挙の行方」だとか、「自民党VS民主党、論戦のポイント」といった具合だ。
テレビも新聞も扱うトピックにほとんど差はない。
だから本書も当然、そのような内容だと思っていた。

だが、読んで目から鱗が落ちた。
政治学(政治理論)の議論では、具体的な話はあくまで一つの事例でしかない。
重要なのは普遍的な本質だ。
総選挙について語るにしても、まず、「選挙とは何か」から議論を始める。
僕が常識だと考えていたことも、それは本当に常識なのか、と問いかけなおすのだ。

例えば、デモクラシーとは何かと論じている章がある。
これについて常識的な一般人なら、「公平な議会を通じて物事を決定する社会」と答えることだろう。
しかし、政治学者はこれに疑問を持つ。
議会での決定、つまり多数決による決定は本当に民主的といえるのか、と問いかけるのだ。
「多数決で決めればよいということを誰が決めた?」
「それは憲法に書いてある」
「憲法に書いてあれば良いと誰が決めた?」
「正式な手続きを経て、議会が憲法を決定した」
「議会が決定したということは多数決で決めたということだろう。『多数決で決めればよい』というルールを多数決で決めていいのか?」
こんな具合だ。
この議論はただの屁理屈にしか見えないかもしれない。
だが、デモクラシーを公平な議会という「制度」として捉えるのか、
それとも旧体制を打破するという「運動」として捉えるのか、
これは政治理論の大きな命題だ。

確かにこういった議論はともすると実効性を伴わない机上の空論となりがちである。
しかし、あらゆる可能性は検討せずに「そんなことは不可能だ」と棄却することは誰にもできない。
こういった議論の中から新しい社会が見えてくるのかもしれない。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は、AさんとBさんという2人の人が登場し、デモクラシーの諸側面について侃侃諤諤のやりとりをしていくという体裁をしている。肩の凝らない形式で書かれているからといって気軽に読んでいくと、思わぬ不意討ちにあうので注意が必要だ。

一方のAさんは「デモクラシーとは、デモクラシーを求めていく活動にこそ、その本質がある」という考え方をしている人であり、他方のBさんは「デモクラシーの定着と発展のためには、それを支える制度的手続きにこそ注意を配らなければいけない」という考えを持っている人である。私は、初読の段階では、Aさんの方に大いに感情移入して読み終えたのだったが、やや違和感が残り、すぐに再読したら、今度はBさんの心も分からないではないなと思うようになった。

著者は、AさんとBさんの対論という形式を借りることによって、デモクラシーの諸側面についてうまく矛盾を示し出し、私たち読者を刺激する。著者自身の結論が示されているわけではないことについて、苛立たしく、無責任に思う人がいるかもしれないが、むしろ著者の意図は、各読者が、現実のデモクラシーの世界に舞い戻り、自らの生きていく中で結論(らしきもの)を導こうと努めることを求めているのだと思う。
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AとBによる討論を通して、デモクラシーを多方面から解説している。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/14 投稿者: プライマス
デモクラシーとは
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投稿日: 2004/9/4 投稿者: 高橋進之介
「わかりやすさ」が高く、読者に考える事を要求する本
とりあえず手近な話題やよく新聞とかで見かけるトピックを取り上げて、それについてAさんBさんという立場の違う論者が対話形式で議論を展開していく、という内容。従来のデ... 続きを読む
投稿日: 2001/6/26
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