2008年5月出版だから、2年前の時点での経済に関しての見通しを語ったもの。
バブルははじけたが、まだ大事になるとは思われず、軽症で済むと見られていた頃。
すぐリーマンショックが襲うのですが、そうした危機感は全く無いですね。
これが、限界なのでしょう。
さて見通しは当たっていたか?
1.デフレは終わらない。資源価格が高騰しても所詮、一過性で日本ではデフレ基調だからインフレにはならない。(当たり、まあ常識的な判断です)
2.景気は良くならない。所得が伸びないから内需は増加せず、景気回復はしない。
(当たり、これも別に卓見ではない)
3.金利は上がらない。(当たり これ常識)
4.ユーロは上昇するか?利下げでユーロは下がる(当たり)
5.土地は下がる。人口減少社会だから土地は下がる。(当たる 不景気を感じれば当然の見解)
6.金融政策正常化で金利を上げるべきか?否定(当たり まあ常識的)
7.為替介入の効果。効果のあるときも有る。(実施されていないので中立しかし、まあ、妥当な見解)
8.雑感
普段の生活でも金利感を持て。人あっての経済。(これは蛇足の章)
以上、理由はともあれ、当たっているようです。
しかし、常識的な判断で書かれており、別にエコノミストとしての卓見や鋭い見方でもない。最後に、この人は移民を増やさないと日本経済は成長しないと、盛んに移民受け入れを推進していますが、あまりに単純な論理で反対です。