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永井豪の原作、テレビ放映のアニメーション版としてファンを増やしてきた主人公は、日本のコミックヒーローのなかでもダークさが際立っており、そこが最大の魅力だった。これが遺作となった那須博之監督による実写化は、アニメ版ではなく原作に基づいている。両親を亡くして牧村家で暮らす不動明は、親友である飛鳥了の父が死んだことがきっかけとなり、デーモン(悪魔)と合体してしまう。デビルマンに変身する明だが、他のデーモンとは違って彼には人間の心が宿ったままとなり、その葛藤を抱えながら、彼は人間とデーモン一族の激しい戦いに巻き込まれていく。
不動明と飛鳥了を双子のイケメン兄弟、伊崎央登と伊崎右典が演じることで、妖しげな世界観は強調された。冨永愛がその美しさを強調して表現する妖鳥シレーヌも含め、キャスティング自体は悪くない。ただ残念なのは、演技力が伴っていないこと。夫婦役の宇崎竜童、阿木耀子に至っては、もう少しがんばってもらわないと…。原作の持つ哲学的でミステリアスな世界を表現するには、みな力不足なのだ。映像は、この手の日本映画のなかでは合格点か。変身やバトルシーンのVFXは、スケール感にやや欠けるものの、チープさは感じさせない。デビルマンのファンにとっては、突っ込みを入れながら観るという楽しみは残されている。(斉藤博昭)
不動明と飛鳥了を双子のイケメン兄弟、伊崎央登と伊崎右典が演じることで、妖しげな世界観は強調された。冨永愛がその美しさを強調して表現する妖鳥シレーヌも含め、キャスティング自体は悪くない。ただ残念なのは、演技力が伴っていないこと。夫婦役の宇崎竜童、阿木耀子に至っては、もう少しがんばってもらわないと…。原作の持つ哲学的でミステリアスな世界を表現するには、みな力不足なのだ。映像は、この手の日本映画のなかでは合格点か。変身やバトルシーンのVFXは、スケール感にやや欠けるものの、チープさは感じさせない。デビルマンのファンにとっては、突っ込みを入れながら観るという楽しみは残されている。(斉藤博昭)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
永井豪原作による傑作コミック「デビルマン」を最新のCG技術を織り交ぜて実写化。デーモンに体を侵食されるものの、人間の心を失わなかった高校生・不動明が“デビルマン”となり、人類を守るためにデーモン軍団に立ち向かう。PG-12作品。
内容(「Oricon」データベースより)
永井豪原作のコミックを実写化。人類存亡の危機の中、苦悩しながらも人間を守ろうと戦うデビルマンの姿を描く。出演は伊崎央登、酒井彩名、渋谷飛鳥ほか。PG-12作品。