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26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
革命的漫画のはじまり,
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レビュー対象商品: デビルマン (1) (KCデラックス (435)) (新書)
新世紀エヴァンゲリオン、AKIRA 、ベルセルク、寄生獣など日本の名作といわれている物に多大なる影響を及ぼしてきた名作である。これが約20年前に出てきたということが信じられない。間違いなくこのころの永井豪には神様が宿っていた。この巻では主人公が昔の友達と再会し、地球を侵略しようとするデーモンを阻止するためにデビルマンに変身するところまで入っている。おそらく作者はこの巻では今後の展開など何も考えていない。間違いない。 本作は文庫版や愛蔵版なども出版されているが、唯一の正しいデビルマンといっていいのはこの完全復刻版のみだ。ほかのは3巻当たりに新デビルマンが入っていたり、余計な書き足しなどがある。一気に全巻集めて一気に読んでしまうことを激しく薦める。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本漫画の最高傑作,
By ぴかーど (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: デビルマン (1) (KCデラックス (435)) (新書)
『デビルマン』は日本の漫画界が到達した最高傑作というべき作品であり,古典的名作としての評価が定着しているのはご存知のとおり.誕生後20年を経過したが,今読み返してみても,その意表をつく物語展開の面白さ,人類・神・悪魔という存在を真正面から扱ったスケールの大きさに,いささかの陰りも感じられない.『デビルマン』の描く人類は希望に満ちた明るい存在などではなく,極めてダークである.人類そのものの中に「悪魔」が存在し,「悪魔」呼ばわりされた「デビルマン(悪魔人間)」達が実は最も「ヒューマン(人間的)」であるという,一種倒錯した世界観に貫かれている.しかしがなら,旧ロシアや中国の文化大革命,あるいは北朝鮮などでの人類の行為を鑑みれば,「悪魔」性はまごうかたなき人類の一つの側面であり,ここに焦点を当てた本作品が,極めて今日的なテーマを持っていることは明らかだ.このような深いテーマを持った作品が(しかも結構残酷でもある),少年漫画誌に連載されていたこと自体,今から考えると奇跡のように思える. 当時は冷戦の崩壊前で,ロシアや中国や北朝鮮の真実はほとんど報道されていなかったわけであるが,本作品はそれを見通すかのように,あたかも預言のように機能している(フランス革命からのヒントもあるように思うが).人間の本質という根源的問題に切り込んだ永井豪は,この作品で頂点を極めたといえる.その筆はまさに神がかり的であり,了の変節も(詳しくは書けないので是非読んでいただきたい),あたかも連載当初から予定されていたかのように,きわめてスムーズにかつドラマチックな展開を見せる.これが連載の途中からの思いつき(著者談)とは,全く恐れ入る. 『デビルマン』には多くの版があるが,余分な加筆がなく連載当時に忠実なKC版が,最も違和感なく一気に読める.もちろん,アニメ版の『デビルマン』しか知らない読者は,これを読めば驚愕を禁じえないであろう.それほどの破壊力を持った作品である.
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アルマゲドンの世界を描き、人間の 「弱さ・魔性」 をえぐりだした、名作中の名作!! ,
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レビュー対象商品: デビルマン (1) (KCデラックス (435)) (新書)
永井豪の文句ない最高傑作(個人的には酒呑童子も同じくらい好きですが)というだけでなく、少年漫画史上に残る傑作でしょう。こういうヒューマニズムに疑問を投げかける漫画は 火の鳥やマーズ、カムイ伝など数多くの名作があるが、 わずか5巻という短い構成の中に、見事に人間に潜む魔性をえぐりだしたという点で、比類なき名作といわざるを得ない (マーズも5巻ですがラスト近くの圧倒的な迫力は、やはりこのデビルマンにかなう作品はあまりないのでは・・・) 3巻の途中くらいまではどちらかというと、普通のヒーロー漫画のような展開で話は進みます。 親友・飛鳥涼から悪魔の存在を知らされる主人公・不動明。 悪魔(デーモン)と合体し不死身の力を身につけ、デーモン軍団との戦いを決意する。 妖鳥シレーヌとの死闘、人面亀との戦いなど、どちらかといえばウルトラマンや仮面ライダーなどに見られる 単純な「主人公対悪役との戦い」という感じで話は進みます。 しかし、3巻の後半から話は一気にアルマゲドンの世界に突入する! 話は不動明対デーモンという単純な構図ではなく、「デーモン軍団」対「人類」という構図へと一気に広がっていく!! 悪魔が人類に挑むにあたってとった作戦とは!? 中世ヨーロッパの「魔女狩り」ならぬ「悪魔狩り」を現代で始めた人類の運命は!? あっと驚く結末! 悪魔はなんと暴力だけでなく人類に「知恵」と「心理戦」を加えて勝負を挑んでいたことが、徐々に明かされていく・・・ 悪魔にあやつられ狂気と化していく人類は滅亡の道を辿るしかないのか・・・? 堕天使サタンは呼びかける。 デーモンこそ正義だ! 私は人間を許せなかった!!神を許せなかった!! そこには「人間だけが正義」という単純な倫理感はどこにもない・・ 悪魔には悪魔の側の正義があるのだ・・ 親友・飛鳥涼の裏切り・・・ そして主人公・不動明も、人間の醜さに直面して「今の人間に守るべき価値があるのか・・・?」と悩む。 それでも彼は、愛する美紀を守るために戦おうとする。 しかしその頃、暴徒と化した群衆が殺人鬼となって美紀の家族を襲っていた・・・ 不動明と、愛する牧村美樹や善良な牧村一家の運命は!? 中学生の頃初めてこの漫画を読みましたが、正義とは?悪とは?をこれほど考えさせられる作品はなかった・・・・ この漫画は単純な勧善懲悪ものなどでは決してなく、人類の持つ魔性に光をあてた比類のない名作です。 少年漫画でこれほど高レベルの作品をそれまで見たことがなかった私は、あまりの凄さに感動を禁じえませんでした。 読んだ後にため息がでるほどの素晴らしい展開!結末!! 人間の持つ愚かさをえぐりだし、人類に警告をも与える名作中の名作といっていいでしょう!! (ちなみにアニメでも同じような最終回にするという案があったらしいが、さすがにお茶の間で このシーンを流すことは出来ず、断念したらしい。そりゃあ、アニメじゃちょっと無理でしょうねえ・・・) ちなみに永井豪の大ファンである私としては、このデビルマンと酒呑童子を描いていた頃の氏のペンタッチは、 最も独創的かつ実験性に溢れていた頃であって、個人的には何といっても完全復刻盤をお勧めします。 表紙ひとつとっても、このころの絵は迫力に満ちていて!!活き活きとした氏の情熱が脈打ってる!!存在感が全く違う!! しかも新装版には、途中で中世の頃を描いたエピソード(後に書き足したもの)が載ってるようですが、全くのナンセンスと言わざるを得ない。 あれは1話完結タイプの番外編であって、本編に加えるには相当な無理があるのに・・ 3巻の後半から始まるアルマゲドンのストーリー構成は素晴らしい!! そこに余計なエピソードを織り込んでは台無しになってしまうのに・・・
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