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デビルマン 全5巻セット 講談社漫画文庫
 
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デビルマン 全5巻セット 講談社漫画文庫 [文庫]

永井 豪 , ダイナミックプロ
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 文庫
  • 出版社: 講談社 (1998/10)
  • ISBN-10: 4069334874
  • ISBN-13: 978-4069334870
  • 発売日: 1998/10
  • 商品の寸法: 16.2 x 11.6 x 9.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 紛うことなき傑作。だが…, 2005/3/12
レビュー対象商品: デビルマン 全5巻セット 講談社漫画文庫 (文庫)
劇場用映画が公開されたことで、新たにデビルマンに興味を持ってくれる人が増えてそのことは嬉しい限りです。(映画についてはノーコメント…)

多くのクリエイターや創作者達にも影響を与えた比類なき作品です。
物語の持つ大きなパワーと当時の作者のテンションが合致して生み出されたこの漫画は、日本漫画の歴史を語るうえで必ず名前が挙がってくる傑作といえます。子供の頃読んで受けた衝撃の大きさは今でも忘れられません。未読の方は是非この機会に触れてみてください。
自身のテンションを紙に込めるために指に墨をつけて描くなどの、当時としても斬新な手法も使っています。

ただ、3巻に収録されている歴史モノ(過去にワープして云々)は、デビルマン完結後十年以上たって描かれた「新デビルマン(単行本1巻にて完結)」という番外編が収録されているものですので、本筋とは本来は関係ありません。(絵柄が急に変わるので分かると思います)
何故か復刻版は皆、この「新デビルマン」を無理矢理本編の中に組み込んであるので、それによって元々の物語の持つスピードやリズムが崩されてしまっているのが唯一難点といえば難点。

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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 怖すぎる!!, 2002/3/1
By カスタマー
レビュー対象商品: デビルマン 全5巻セット 講談社漫画文庫 (文庫)
アニメのデビルマンを知っている人は驚くと思います。「美樹ちゃん」宅に居候する学生の不動明が、デビルマンに変身してデーモンと闘う、という基本のところは同じですが、アニメにはいない不動明の親友である美しい青年が登場します。カギを握るのは彼です。また突然過去にワープして、マリー・アントワネットやジャンヌ・ダルクが登場したりもします。

あとがきによると、著者はちょっとトランス状態で書くことが多いらしく、そんな著者の勢いみたいなものが怖いくらいの迫力で伝わってきます。
テレビでは放映できない残酷な殺戮の場面、阿鼻叫喚の地獄。それが永井豪の深い悲しみをもって描かれます。ラストのせつない美しさには、しばし放心状態でした。

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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 百の哲学書より、まず”デビルマン”, 2008/11/28
レビュー対象商品: デビルマン 全5巻セット 講談社漫画文庫 (文庫)
”絵”的には、”洗練されている”とは言い切れないでしょう。
”セリフ”に関しても、今の若い人が見れば、”臭いな・・”と思うのは、事実あるでしょう。

この作品に私が”囚われた”理由の一つには、作者の、”このことだけは、絶対に人に伝えておかねばならない。”という執念につきます。それと、物語の完璧な”建築性”です。
”神”によって身勝手に生み出され、かつ失敗作の烙印を押され、抹殺されようとした”デーモン=悪魔”を守る為に、自ら地上に降り、戦うことを決意したかつての”神”の一員である堕天使”サタン”。
この物語の主人公である”デビルマン”(人間である心優しい青年不動明と、強大な力を持つ悪魔界のエリートであるアモンの融合体)は、”サタン”が、”神”との再戦に備え、永い眠りから目覚める間に身勝手に地球を汚した新生物である”人間”を滅ぼす為の重要な”策略の駒”であるとともに、サタン自身が、”人間=不動明”を愛してしまったが為に、複雑かつ凄惨な運命を辿ることとなります。
デーモン側の対人間憑依作戦により、”隣人が悪魔に乗移られ、殺しに来るのでは・・”という疑心暗鬼にかられ、親しい隣人にさえ殺意の刃を振りかざす弱く空ろな”人間”達・・・。
”人間=不動明”は、それらを傍観するのみならず、”デビルマン”という宿命から、自らその現場に立ち会い、憤り、狂い、病み、そして”人間とは、悪魔とは、・・・”という”深く烈しい”自問”の果てに、”サタン”との最終決戦を選択します。”人間を守る為の戦い”ではなく、最後に生き残るのが、”デーモンかデビルマンか”というもはや”戦いの為の戦いとしか言えない戦い”に・・・。

デビルマンを読んでていつも思うのは、作者は別に悪魔人間なんか描きたくなかったんじゃないか・・・ということです。本当の”悪魔”は、まさしく我々”人間”の心の中に居て、それらが具現化して、不特定多数の人間に憑依してしまった場合、果たして多くの”人間”はどのようにふるまい、そしてほんのわずかな、強い”善良な心”を持った人間がどう振舞わざるを得ないのか・・・ということを実験してみたかっただけではないのかということです。

そしてこの作品の本当に恐ろしいところは、裏に常に”神の意思”が窺えることです。
この壮大で、”神話”にすら引けを取らない稀有な世界観の裏に、この”神話”すら、”我々の策略に過ぎない”とでも言いたげな、”神の意思”に、この”デビルマン”という作品自体が貫かれているということです。
恐らく、全巻通して読んで頂けたら(3巻は微妙ですが・・・)、そのことが理解してもらえると思います。

”人間”に迷ってる方は、百の哲学書より、まず”デビルマン”です。
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