銀行のパスワードからナンバーズの当選番号まで何でも予測できるサイコロを手に入れた高校生が欲望の赴くままにサイコロを振り、人としての一線を超えてしまうお話し。
よく似た漫画が人気を博しているが、その二番煎じではないかと思う反面、「犯罪は割りに合わない」と言いながら、全く無関係な人まで巻き込んで殺人まで手を染める主人公は確かに全く別物だった。
何と言っても、あちらよりも遥かに自由度の高いアイテムを持ちながら殺人の方法そのものが稚拙に過ぎて幾つも証拠を残しているし、方法も「悪魔のダイス」を手に入れたら誰でもやりそうなことしかしていないのに最後には「全て計算のうち」という落ちで、ただただ脱力してしまった。
あちらの漫画のようにトリックや心理戦を楽しみたい人には不向きな作品で、スニーカーの奨励賞とは信じがたいし、不正アクセス禁止法の解釈にも疑義があるので、本作を読んだ中・高校生が勘違いしないことを祈る。