本機はサブウーファー専用出力を装備したオーディオユニットとの接続を目的とした製品です。通常のスピーカー端子につないでも効果はありませんので、接続機器については事前の確認が必要です。正しくつないだ環境を前提にレビューします。(つなげてみたが効果がないというレビューをたまに目にしますので念のための前置きです)
本機はもともと5.1chホームシアターシステムのサブウーファーとしてラインナップされた製品のようですが、私の場合は自室で使用している普及版のHiFiオーディオ用に単品購入しました。利用環境はMacのiTunesライブラリ、CD、FM、インターネットラジオを主な音源に、本機と同じブランドのDENON製レシーバーアンプRCD-N7にB&WのM-1という小型スピーカーをつないでジャズやソウルを中心に聴いています。
購入目的はM-1に搭載された口径10cmのウーファーでは手に負えない100Hz以下の低音を強化するためでした。本機を選定したポイントは、設置面積がコンパクトなこと、アンプ内蔵で電源がオートスタンバイに対応していること、レベル調整などの設定が簡単なこと、といったところです。音質については所有のスピーカーM-1と組み合わせて試聴することが出来なかったため、DENONブランドの信頼性と公開されている試聴レビューなどを参考に本機に決めました。
購入した結果は非常に満足しています。本機購入前の低音不足というのは想像していた以上だったようで、本機をつないで鳴らしてみると、バスドラムやベースがくっきりとした音像として浮かび上がり、音場の立体感が格段にレベルアップしました。100Hz以下の低音部というのが、これほど重要な要素であったのかと、目から鱗の思いを感じています。話によれば、30cmクラスのウーファーを備えた本格スピーカーでも100Hz以下の低音部は以外に不足しているということなので、バスドラムの鳴り方やベースの響きに多少の不満を感じている方にとって、本機を試してみる価値は十分にあるかと思います。特に音量を十分に上げられないような制約の多い環境ほどサブウーファーの効果はあると思います。