2007年アメリカ公開、2008年日本公開の本作品は、ヒットシリーズ「ソウ」のジェームズ・ワン&リー・ワネルのコンビによるホラー映画として鳴り物入りで公開されたものの、全然ヒットしなかった作品。
劇場に足を運びましたが、閑散とした状況であったのを記憶しています。
でも、今回DVDで見直してみると、そんなに出来の悪い作品ではないように思います。
私としては、初見から数年してもストーリーは良く覚えていましたので、「ソウ」ほどではないにしても、良好な印象を持っています。
ジェイミーとリサの夫婦のもとにある日、送り主不明の荷物が届く。
開けてみると、そこには一体の腹話術人形があった。
しばらくして、ジェイミーが外出し、帰宅してみると、妻のリサが舌を抜かれて殺されているのが発見される。
ジェイミーは殺人の嫌疑をかけられるが、故郷の町には、昔から腹話術師にまつわる忌まわしい話が残っていたことから、故郷レイブンズ・フェアを訪れ、単身事件の謎を追っていくのだが…。
「ソウ」が映像的には、スプラッタームービーの系統を踏んで、血みどろの「痛い」シーンが多かったのに対し、こちらは、古典的ホラーの趣です。
「人形」の不気味さと言っても、現代人はあまり恐怖を感じないでしょう。
その辺りが、ヒットしなかった要因かもしれません。
私としては、「ソウ」のコンビに期待していた点は、「驚きの結末」でしたが、その部分では満足のいく作品でした。
ただ、「驚愕の」とはちょっと違い、率直に言うと、「うへー、何これー?気持ち悪ーい」という内容のものでしたが。
(もっとも、その結末を成立させるための、ある部分について、合理的な説明が欠けています。「ソウ」のコンビらしくない欠陥だな、と思ったことも付記しておきます)
この作品を万人にオススメしようとは思いません。
もし、悪趣味なの大好き、という方であれば、観ておいて損はないだろうと感じた次第です。