この漫画は基本的に話が重く、心にズシッとくるものが多いのだけれど、今回のそれはハンパないです。話のテンションの変化の仕方のせいでしょうか。まるで、初めて「ひぐらしのなく頃に」を読んだ時みたいです。前半の明るい、前向きなテンションの話から、一転して後半の、今まで築いてきたものがたった一つの出来事のために、音をたてて崩れていく、という暗く悲惨なテンションの話に切り替わる。ただでさえ腹にズシッとくるものが二倍、三倍にも膨れ上がる、といったカンジです。
感情移入しやすい自分としては、(友達)を助けるために(仲間)を傷つけてしまい、これまでの関係が一瞬にして崩れ去り、その他周りからも辛く当たられるその光景に、たかが漫画とわかっていながらも、気持ちが沈んでしまいました。仲が良いと思っていた人からああいったカタチで拒絶されたり責められたりするのが一番つらいんですよね。
この本の作者さんは、「エウレカセブン」の時からそうでしたが、描写が非常に丁寧で、キャラクターが生きていて、感情が伝わってきます。伝わりすぎて、自分にはこたえましたが。
暗い話についてばかりふれてしまいましたが、もちろんそればかりではなく、シロの可愛らしさもアップしていたり、新たな敵の出現など、ストーリーはまだまだ盛り上がりをみせます!次巻が非常に楽しみです。
ラストの彼の目は、一体何を意味しているのか?絶望?それとも・・・・・決意?