この本はかなり独特の形態をとっていて、カリキュラムががっちり決まっていて
何をするのかがはっきりと示されています
絵をうまく描けるようになりたいけど、何から手をつけていいかわからない…という人は
とりあえず手にとって見てはいかがでしょうか
一日に3〜4時間取れる人は半年、ゆっくり進める人は一年くらいが
全カリキュラムをこなすための大まかな時間のイメージでしょうか
一日に取れる時間は自分で自由に決めてよいと本文にもあるので忙しい人でも大丈夫です
単に技術的なものだけではなく、いわゆる感性をも育てようと試みている本です
「ジェスチャー」と言う課題に始まり、描き手の心、意識の持ち方などにも相当言及がなされています
個人的な経験ですが、描いたものは全て取っておくことをお勧めします
というのも、この本でもっとも辛いのは、かかる時間よりも
自分が上手になっているのかどうか全くわからない状態におちいりがちな点です
日々の上達は緩やかであるため、なかなか効果を実感できないのです
かけてきた時間が膨大であったために、実はこれまでの時間は無駄だったのではないか…
何度も頭をよぎりました
そんなときにいつも自分を力強く励ましてくれたのは、初期のころからとっておいたクロッキー帳でした
確実に力をつけていることを認識することは、必ず独学のモチベーションになってくれるはずです
訳については、洋書ならこんなものではないでしょうか
内容が「絵を描く方法」という、表現しづらい分野であるために
翻訳も難しかったであろうと予想されます
絶版になってしまいましたが、「素描の基礎技法」という書籍も、おそらく、同じ内容だと思われます