デスマーチ・プロジェクトとは、開発期間、開発者数、予算などのいずれかが、本来必要な水準の半分以下しか割り当てられていないプロジェクトを指す。本書は、この問題を取り上げて1998年に話題を集めた初版に、大幅に加筆、改訂を加えたものだ。
筆者は、昨今のオフショア開発やアウトソーシングの進行に伴って競争が激化し、その結果IT部門の限界をはるかに超えたデスマーチ・プロジェクトが生まれていると警告する。
米国の統計では、ごく平均的なプロジェクトでも計画と比べ6~12カ月遅延し、予算を50~100%超過しているという。これらの数字をそのまま日本の状況と比較することはできないが、デスマーチ・プロジェクトが常態化している点に変わりはない。現場でシステム開発に携わる人だけでなく、運用・保守要員やマネジメント層も、自らを守るために読むべき一冊と言える。
(日経コンピュータ 2006/06/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
41 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「デスマーチ」という言葉を世に知らしめた功績は大きいが,
By kura (Hakata) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか (単行本)
デスマーチの定義、デスマーチへ陥る原因のくだりは、共感する部分が多いのですが、そうなってしまった場合の対策はあまり具体的に述べられてなく、別の本を探したほうが良いのかなと感じました。 また、純日本的な企業で働いていると、アメリカとの企業文化の違いもあり、 ちょっと自分の環境とは現実離れしている部分も気になりました。 - 本の中で出てくるアメリカのマネージャ・プログラマはハイリスク・ハイリターンで働いていて、 失敗すれば首(ただし転職容易)、成功すれば多額のボーナス、長期休暇。 マネージャがプロジェクトを請け負うか断るかの選択肢まであり。 マネージャとプログラマで給料がかなり違う。 - 一方の日本的な企業ではローリスク・ローリターンで、 失敗しても首の心配はなし。 ただ、成功してもボーナスはほとんど変わらないし、休暇も桁違いに少ない。 デスマーチを断る権利はほとんどなく、デスマーチに巻き込まれてる人はほとんどが仕方なく巻き込まれてる 管理者になると残業手当がなくなり、場合によっては残業代つく部下の方が給料多い。 どちらの社会・会社がいいかは人によって違うと思いますが、こんなデスマーチを避けるにはどうすればよいか?というのは、もっと勉強と経験を積んで修得しないといけないのかなと思いました。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
プロジェクトは全てがデスマーチとの割り切りが笑える!,
By
レビュー対象商品: デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか (単行本)
グローバルな競争が常態と化した現在、IT業界だけではなくすべての業界のプロジェクトにおいて、「デスマーチ・プロジェクトは例外ではなく、通常の状態なのだ」と言い切ってしまう。身も蓋もないが、IT業界は昔から狼人間を撃つ銀の弾はないと言われてきた。少々アメリカンジョークがキツイのと昔話が多いのに慣れれば、なるほど名著(迷著?)と呼ばれるだけのことも書いてある。ただし、繰り替えすが、デスマーチにも銀の弾は無いのである。即効性のあるプロジェクトマネジメントの要諦を知りたいなら、別な本をあたった方が良い。 個人的に気に入った箇所を抜き出すと、、、。 ・何にしても問題は人だ。 ・技術的問題よりも政治的問題がデスマーチを生み出す方が多い。 ・製造手法や言語に会社的な制限があるべきではない。 ・むやみに新技術に手を出すな。 ・遅れたプロジェクトに人を入れるな、むしろ減らせ。 ・そこそこ動く、そこそこの品質のものをリリースできるよう交渉せよ。トリアージを忘れるな。 ・進捗確認は毎日が良い。但し、1日で進捗が分かる程度の小さなことを見ること。 ・最後に振り返らずに、都度記録に残し、次のデスマーチに備えよ。 初版が出た頃の自分では理解出来なかった内容かもしれない。今ならよく分かる。
5つ星のうち 4.0
死ぬほど大変なITプロジェクトに入る前に,
By
レビュー対象商品: デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか (単行本)
著者ははじめににおいて,「デスマーチプロジェクト(常態よりも50%以上逸脱しているプロジェクト,死ぬほど大変なプロジェクト)は、常態であって、例外ではない」と述べている. このような大変なITプロジェクトが避けられないならば,そこから生還するにはどうすれば 良いのかを書いている本. 中身は,アメリカのコンサルタントが書いてある本にありがちな,最初の章で定義を行い その後の章が色々書いてあるという形態そのもののように思える.ちなみに2章以降は 政治,交渉,デスマーチ・プロジェクトの人々,デスマーチ・プロセス,プロセスのダイナミックス クリティカルチェーンと制約条件の理論,時間の管理,進捗の管理と制御,デスマーチのためのツールと技術 シミュレーションと「戦争ゲーム」と11章からなる. 特に難しい理論が展開されているわけでもなく,最後の2章は自分のツールのCMなので 気楽にまずは読むことができるのではないかと思う.そのなかから,トリアージ,時間の管理 チームの構成など,気になるものを探し出す方法が良いのではないかと思う.
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|