20年以上も前に社会思想社より発刊されたゲームブックが、長い年月を経て復刊。
ゲーム内容はファンタジーRPGで、6面体サイコロ2つが必要。キャラクターのステータスをいちいち書き留めないといけないため、持ち歩いてプレイすることはオススメできない。
今回の復刊にあたって、キャラクター設定が変更された。主人公はじめ一部のキャラクターが女性化。これも時代の趨勢というやつか。
ついては、挿絵も全とっかえ。社会思想社版のアメリカナイズな重苦しくおどろおどろしい絵柄から、がらっと明るい雰囲気に変わった。
ゲームそのものは、ダンジョン探索。同時にダンジョンを探索中のライバルたちとの関わり合い等が目新しい。
ドルアーガの塔のような双方向性といった結構なものはなく、完全に一方通行。取りこぼしをフォローする機会はない。そして、ゲームクリアに必要な要素を一つでも取りこぼせば、いずれバッドエンド。
条件は非常に厳しく、ヒントはほとんどなし。ゲームというより山勘頼みのギャンブルに近い。何度も挑戦し、無数のバッドエンドを繰り返して、ようやく正解にたどり着く記憶ゲーともいえる。今にして思えば、よくこんなの飽きもせずにやってたもんだ。
なお、この作品は、タイタンという共通の世界を舞台に、ファイティングファンタジーシリーズの一作をなしている。世界観、シリーズを追う人は必読の書といえる。