みんなでも、一人でもTRPGが出来るようにするとの発想から作られたこのシリーズ。その着眼点は素晴らしいと思う。
TRPGは必然的に複数人が集まったときにしかできないので、集まる機会を作りにくいプレイヤーにとっては非常に嬉しいシリーズともいえるのではないか。
その実質はT&Tのルールに従ったゲームブックといったものであり、中には面白いシナリオもあったように記憶しているが、この作品のシナリオは特筆すべきほど面白いモノではなかった。
このシナリオブックの最大の問題点は、ノーヒントで即死トラップがあるところか。これはあまりにもひどすぎる。しかも、そうした項目の最後が「君のキャラクターは死んだ。シートを破りたまえ。」で閉められている悲しさ。これが味なのかもしれないが、どうにも割り切れないものを感じた。