前書きに書かれてもいますが、基本的なことに絞って書かれています。
しかしその内容の多彩さと視野の広さには素晴らしいものがある。
これだけ広い話題を扱っているので、どこかを読んでも得るところが必ずあります。
私の場合は『第17章 ゲーム業界に広がるインディペンデントの流れ』や『第20章 ARG(Alternate Reality Game)』を読んで得るものが多かったと思います。
また、この本で最も良いと思うのが、国内コンシューマー市場のみに陥りがちな話になってわないように、海外やPCゲーム・アーケード・シリアスゲーム・同人ゲームといった周辺領域も扱っていることです。
ビデオゲームを考えるに当たっての基本的なことをまとめてあるので、知識を整理するのにも使えるかもしれない。
そして参考文献も詳細に載っている。
もっと突っ込んだ話は参考文献を読めば事足りると思います。
コンピューターゲームって一言で言っても様々な領域に拡散しているんですよね。
ゲーム機・モバイル機器のようなものから、商業・同人、ゲームの世界と現実世界と言ったようないろいろな軸を考えられる。
改めて冷静に『ゲーム』について考える機会を与えてくれます。
索引も充実していて、かなり教科書然としています。
数年たてば情報も陳腐化してしまうので定期的な改訂をしてもらいたいですね。