EOS-1Dのような外観と35倍ズームに惹かれ,発表と同時に予約。発売開始日に購入しました。これまで数百カット撮影した感想をレビューします。
【概観】 EOS-1Dを小さくした感じで,個人的には好印象です。プラスチック外装ですが,つや消しの部分とつやありの部分が使い分けられ,高級感があります。ホットシューカバーのデザインも気に入っています。
【画質】 1,410万画素CCDの威力は絶大です。まず発色が鮮やか。初期設定でも十分にプリント映えします。高倍率ズームレンズの割にはなかなかの性能でA4サイズまで引き伸ばしてプリントしてもまったくあらが見えません。普段は最低感度(ISO80)を多用しますが,ISO400まで上げてもノイズらしいノイズが見当たりません。常用感度域では十分満足できる画質です。広角側のレンズの収差も気になりませんし,望遠側での色収差も感じません。高倍率ズーム機としてはかなり優秀だと思っています。
【気に入っている点】 本機はアダプターを介することでPLフィルターを装着することができます(67ミリ)。風景写真などで威力を発揮します。またフルモードのAEを備えており,多彩な表現が可能です。バッテリーが専用充電式になりましたが,相当容量のあるバッテリーのようで,数百カットではバッテリインジゲーターは減りもしません。背面のマルチコントロールダイヤルも操作性が良く,必要な設定を素早く行うことができます。外付けの大型ストロボも装着でき,屋外から屋内までオールラウンドに使えるところも魅力です。
【残念な点】 ここまで贅沢に作ってある機種ですから,ぜひRAW撮影モードはほしかった。またHSシステムを搭載していたらもっと撮影の幅が広がったことでしょう。キヤノンのHSシステムはできれば全機種標準装備となってほしいと思います。EVFの発色はちょっと派手目で,長時間見ていると目がチカチカします。
【本機を活用するために一言】 確かに35倍ズームはすごいです。ですが,日中屋外でも最望遠を手持ちで撮影するのは困難が伴うと思います。本機は小型軽量であるにもかかわらず35倍ズームを搭載しているというのが売りですが,超望遠撮影をするにあたってはやはり三脚が必須だと思います。大きいものでなくて結構ですので,三脚の併用をお勧めします。失敗写真を減らすコツです。