(日経パソコン 2002/02/18 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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ここでいう、『ビジネス写真』とは、商品のちょっとしたポスターやカタログ、あるいはHPに載せる写真、会社案内に載せる社長の顔写真など、今まではプロのカメラマンにお金を払って撮ってもらっていた写真で、デジカメの登場で、プロでなくてもプロ並に撮れるようになった写真のことだ。
その、ちょっとしたプロのコツを、プロのカメラマンである著者が教えてくれる。
メイン・コンテンツは、『本のように平たいモノを撮りたい』などの、20のシチュエーションに分けた、具体的な撮影ノウハウ。実際『こんな写真を撮りたい』という場面にあるときは、役に立つ。
たくさん載っている写真が、本文とはリンクしていないのが、残念。『こういう風に撮れば、こうなる。こうすれば、こうなる』というように、いい例と悪い例を具体的に見せてもらえれば、わかり易かったと思う。
まあ、デジカメの場合、モニターが付いていて、撮った画像を、すぐに確認できるから、失敗すれば何度でも撮り直せばいい、ということか。
著者の、ちょっとふざけた感じの語り口が、面白くて読み易い本だ。
例えば、電車やバスの時刻表をカメラで撮っておくというようなメモとし
ての写真の使い方はこれまでの銀塩カメラでも論理的には可能だが、実際
には誰もそれを行わない行為である。でも、デジタルであればそれが気楽
にできてしまうのである。
思うに、創作としての写真と画像情報としての写真を筆者はキッパリと分
けているようだ。この割り切りの下に、後者の写真はデジタル、それも一
眼レフタイプの本格的なものでなく、失敗の少ないコンパクトカメラタ
イプのもので便利に気楽に撮れば良いということだ。
画像情報としての写真は、ビジネスにおいて非常に有用なものであり、こ
れを使わない手はないと筆者は言っているのだと思う。
銀塩カメラの延長線上でデジタルカメラを考えるのではなく、デジタルカ
メラならではの特性を良く知ることで、デジタルカメラはビジネスに欠か
せないツールとなる。
また、ビジネス写真というタイトルですが、ビジネスマンが本当に必要にしている写真とはカテゴリーも違うと思います。
2002年出版のためかもしれませんが、ノウハウを知りたいのならば、別の本を読むことを勧めます。
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