「デザインの輪郭」読みました。予想を超えて、非常にいい本だなーと思いました。
とかくデザイナーの本は、その人のデザインコンセプトやうんちくや理論のプレゼンテーションになり、読み終えて疲労感が残るものが多い。でもこの本は、構成が重たくなく、また、写真もさりげない空気で、文章に非常にマッチしていて、すんなり入って来る感じでした。
対談だったり、独り言だったり、語りだったり、読み終わったあと、著者の深澤氏と長い話でもしたかのような気分になりました。とても読み終えたあとの気持ちがよかったのです。
若いデザイナーにぜひとも読んでもらいたいです。一番脂がのっている旬なデザイナーが、心掛けていることをあかしてくれる本なんてめったにないですから。しかも世界の第一線で活躍している人が、ここまで、かっこつけつずに、教えてくれると。
「100の言葉よりも、一つの魅力的なものの方が説得力がある」と言われるように、デザイナーが、形そのもののコンセプトやデザインのウンチクを語り過ぎてはいけないということもわかります。
しかし、こういう人にはもっと語ってほしいとも思います。
それこそが、この国の若者ひいてはデザイン界に刺激を与えるから。彼がいいデザイナーであることは、もちろんですが、いい教育者でもあるような気がします。いいデザイナーをこれからも育てていってほしいと思います。
私も学生時代に彼のような人に授業を受けたかった。。。そして、ゼロから家を一人で作りたくなりました。笑